全国150万人の”休日の予定が推しの配信を見ることで埋まっている”皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。
今回は現在東京・大阪で開催されている
『次元交わる学級会からの脱出』に参加してきました。
【概要】
学級委員長の月ノ美兎主催で行われるリアル脱出ゲームのイベントに招待されたあなた。
そこにゲストとして登場するのは、
剣持刀也、リゼ・ヘルエスタ 、でびでび・でびる。
委員長が3名を紹介しようとしたそのとき、
ゲームは謎の生物「謎ノ美兎」によって乗っ取られてしまう！
謎ノ美兎によって学校に閉じこめられたあなたは、
「次元転送装置」を使って4名のライバーがいるバーチャル空間と現実世界を行き来して、
彼女らと協力しながら脱出を目指す。
果たして謎ノ美兎が仕掛けた死のゲームをすべて突破し、
この学校から無事に脱出することはできるのだろうか？
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【プレイ方式】
タイプ ：ホール型
制限時間：60分
人 数 ：4人1チーム
ざっくり感想
大人気VtuberグループにじさんじとSCRAPの大型コラボレーション公演。
リアル脱出ゲームが大好きと語る月ノ美兎さんを中心に、計4名のライバーが作品に登場。
VRゴーグルを使って次元を行き来しながら謎を解き、事件の解決を目指します。
ついに来ましたにじさんじ脱出！
これをずっと楽しみにしていたファンの方もたくさんいたのではないでしょうか。
しかもVのイベントとして1回きりの開催とかではなく、各地で長く続く公演ですからね。
その待望、いや熱望ぶりがわかります。
一方で私のように、にじさんじに疎い人にとっては「これ面白いコラボになるのかな」と一抹の不安を覚えた方もいるはず。
ご安心ください。そして謝罪させてください。
めーーーーちゃくちゃ面白いです。
リアル脱出ゲームが好きである月ノ美兎さんの実力を舐めておりました。
切り抜きで触り一辺倒の事しか知らずにごめんなさい。
とにかく溢れるリアル脱出ゲームへの情熱、そしてそれを受け止め演出や謎へと消化するSCRAPの技量とリスペクト。その2つどちらがかけても成立しえない作品だと思います。実装力がすごい。
まず間違いなく、今年遊んだ謎解き公演のうちベスト3に入ることになるでしょう。
理由としては、Vファンを喜ばせる工夫が盛りだくさんあったこと、長年謎解きを体験した人に刺さるある光景があったこと、そしてその両方を唸らせる謎があったこと。
この3つの力が1つとなって傑作ができたのだと思います。
私が遊んだのは原宿にあるリアル脱出ゲーム原宿店。
いつものように待機列に並んでスマホを用意していると、ふと前の人のバッグにでびちゃんのぬいぐるみを発見。その前の人はアクスタを持ちながら友人らしき人と話している。
後ろのカップルは「剣持刀也のいじられが～」みたいな会話をしている。
開始時に判明したのですがこの公演にじさんじファンがめちゃくちゃ多いです。
ファンの方からしたら行きたいイベントに参加するのは普通かもしれませんが、一般的なのアニメコラボ公演だとやっぱり謎解き好きのほうが勢いがあって、比率としては半々ぐらいなんですよね。
なんなら原作を知らずに来る人だって全然います。私もそっちのタイプです。
ですが今回に関してはある程度客層が被っているとはいえにじのファンが9割以上。会場の熱量が凄まじいことになっていましたね。
月ノ美兎主催で行われるリアル脱出ゲームのイベントに参加した私たち。
高校生の彼女たちらしく内装は学園祭っぽく仕上がっており、歓迎の意を表すゲートや天井からぼんぼりが飾られていたりして、手作り感のあるスタイルに仕上がっていました。
圧の強い待機プレート。全員が写真を取るくらいの吸引力がある。
司会の前説とともに委員長が登場。
教室を背に自己紹介をする彼女はいつも画面越しに見ているままの姿で、普通に配信を見ている気分になりました。あの教室はコラボ配信で使っているものなのかな？
また、ゲームがスタートすると物理的に4人との距離がぐっと近づくので没入感も一気に増していきます。
眼の前でわちゃわちゃとする彼女たちに心を動かされること間違いなし。
でも私が本当に心を動かされたのは、会場で盛り上がる参加者の人達でした。
謎解き公演の前によく司会者の人が初めてリアル脱出ゲームに来た人にこう言います「ようこそこんなおかしな空間へ」。
正直めっちゃおかしな空間だと思います。特に原宿店は地下にあるし、だいぶ怪しい空間だと思います。
それでも推しの為ならと参加し、事件が起これば大きくリアクションをし、テーブルの謎解きを積極的に楽しんでくれている人たちがとても眩しかったです。
かつての公演で自分が感じた「謎解きって楽しい」という感覚をいま目の前で沢山の人が得ていると思うと胸にアツいものが込み上げました。
これは間違いなく楽しいリアル脱出ゲームの体験です。凝ったギミックやストーリーも大事ですが、遊ぶ人たちが盛り上がる公演ってのが一番ステキだと思います。
謎の感想
事前情報で成功率が10％程度だということを聞いていました。とてもビビっていました。
実際クリアしての感想ですが、そりゃ初めての人にこの難易度は殺しに来てるよねって感じ。
謎解き好きのベテラン勢でも油断したら余裕足元救われるレベルでした。
ただパズル的な要素は少ないため、そっち方面が苦手って人は少し助かる設計になっているかもしれません。
なにより解いているあいだずっとライバーの４人が見守ってくれているのがとてもよく、正解すると褒めてくれたり間違えると素っ頓狂なリアクションをとったり悪魔コアラに罵倒されることもあります。
個人的には一番最初の謎が結構難しくて
「これが序盤ってことはラストはどうなっちゃうのーーー！」って焦りましたね。
その後はテイストが別のベクトルにシフトしたので助かりましたけど。
また新ギミックとして導入されたでVRは、謎解きで使用するというよりはチェックポイントで演出のために使われた印象。
あまりこの手のタイプの機材は通ってきてない人生ですが、奥行きの表現とかが凄くて前の４人そっちのけでグルグル回って前の人にぶつかったりなんかしちゃったりして迷惑をかけてしまいました。
やめよう無理な行動。
あとキービジュアルに写っている最後の人物ですが。。。
詳しくは言えませんが、あの人が公演内のＭＶＰ。
文字通り次元を超える八面六臂の活躍を示してくれます。実際に目にすると圧が強くて怖いんだ。いろんなテーブルから悲鳴が聞こえたもん。
ラス謎はリアル脱出ゲームの王道をいく展開で盛り上がること間違いなし。
自分たち、そしてライバー４人の置かれている状況を理解し、物語に没入していけばきっと答えが見つかりやすくなります。
おわりに
公演が開始される前までは正直なめていた『次元交わる学級会からの脱出』。
タイムラインの好評っぷりを信じ、参加してみたらこんなにも素晴らしい多幸感に包まれるとは思ってもみませんでした。
この公演が実現されたこと、遊べたことを本当に感謝しています。
興味のある方はぜひ挑戦してみてください。きっと後悔はさせません。
