【謎解き感想】崩壊するネルフからの脱出

全国150万人の”選ばれし子供たち”の皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回は現在全国各地で開催されている
『崩壊するネルフからの脱出』に挑戦してきました!

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【ストーリー】
特務機関NERV(ネルフ)。
それは、地球に襲来する謎の敵「使徒」に対抗するため作られた組織。
ネルフの新人職員となったあなたは、配属式に参加するため地下深くに作られた本部へとやってきた。

配属式の最中、使徒の接近を知らせるアラート音が鳴り響く。
急ぎ避難しようとした、その時…。
大きな地響きとともに、建物が崩れ始める。

「使徒がネルフ本部に到達!建物が崩壊し、計器類は破損。使徒の情報が一切わかりません!」

状況把握もままならないパニックの中、
司令官である葛城ミサトは、ただ一人動じず新人職員たちに告げる。

「使徒が倒せなければ世界は終わる。ギリギリまであがいてやろうじゃないの。
ネルフの意地、見せるわよ!!」

使徒は目前に迫っている。
崩壊により通信機器は壊れ、パイロットや仲間たちと連絡すら取れない。

その時、手元にあった古い通信端末でなら通話ができることに気付く。
この窮地に、皆をつなぐのは、声だけ。
あなたは仲間たちの声が途切れる前に
作戦を立て実行し、使徒を倒すことができるのだろうか。



リアル脱出ゲーム×エヴァンゲリオン「崩壊するネルフからの脱出」CM

【プレイ方式】
タイプ :ホール型
公演時間:60分
人 数 :6人1チーム

今回私は謎解きに成功しました!

個人的満足度★★★★★★★☆☆☆ 7/10点 
≪一言≫
戦略性の高い物語と(設定通り)厳しい通信環境。シンゴジラ脱出が好きだったあなたに

ざっくり感想

崩壊するネルフと聞いて、内部分裂を起こしてネルフとヴィレに分かれた新劇場版Qの話かかと思いきや、いつも通り序・破ベースの話しでございました。


本来であれば、2020年6月に公開が予定されていた劇場版最終作『シン・エヴァンゲリオン劇場版』とのタイアップ企画だったと思うのですが、コロナ禍の影響で映画は年内公開に延期。結果、各種イベントだけが先行して走らざるおえない状況に。スケジュールの兼ね合いとはいえ、やはり劇場公開と同タイミングだったらもっと盛り上がっていたと思います。


それはさておき、この『崩壊するネルフからの脱出』ですが、実は公演当初からちょくちょく芳しくない評判がSNSに上がっており、コラボものとしては珍しくどの日程でもチケットが余っている状況。もともとエヴァはファンだったし、分の悪い賭けは嫌いじゃないので友人と2人で参加してきました。


ざっくりとした感想ですが、平成中期にプレイステーションで乱発された、キャラのガワを被せただけの戦略シミュレーションゲームをプレイしているようだったZE☆ d(>_・ ) という感じ


いや、コンセプトは悪くないと思うんですよね。実際楽しかったし、悪くなかったという感想もたくさんありますから。
ただ、この公演のギミック自体は特段エヴァである必要がなくて、いつものSCRAPらしさが薄まっていたかな。


一方で ストーリーは全編オリジナルのフルボイス。流れる映像は劇場版のものをふんだんに使用。
会場とキャラクターとのシリアスな掛け合いもあり、エヴァファンの満足度は高い でしょう。「デーンデーンデーンドンドン」のBGMが流れるだけでテンション上がります。

DECISIVE BATTLE

DECISIVE BATTLE

  • Various Artists
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

私が参加したのは土曜のお昼回だったのですが、いつもより若干参加者の年齢層が高めで、世代の人が来ているなという感じ。もしやチケットが余っているのは若い世代にエヴァの影響力がなくなっているからでは?時の流れというのは残酷です。

謎の感想

ネルフの一員に配属された初日に使徒が襲来するという、恐ろしい主人公補正を発揮している私たち。60分かけて各所と連携と取り、作戦を立案し、使徒を撃滅させなければなりません。


なので、謎がたくさん押し寄せる!というよりも、ネルフ職員になってどうにか頑張る!という方が正しい。個人的には、『シン・ゴジラからの脱出』と公演のテイストに似ているかなと思いました。

www.rdbgjunction.com

鍵となるのがストーリーにもある通信端末
状況的にかなり切羽詰まった状態で通信を行うので、情報の見落としはまさに命取り
その割には会場に流れるBGMのせいで聞き取りづらいタイミングがあるので、耳に全神経を集中して聴くのがおすすめです。あと、チームの中で1人は整理用にメモを取っていた方が良いかも。それで私たちは救われました。



通信端末のシステムは結構好きなので、あれを使ったルーム型公演とかプレイしてみたいですね。あれとは再びどこかで出会う気がする…。

謎にも論理的思考だったり、ヒラメキだったり、言語だったり、様々なカテゴリがあり、その組み合わせで公演の特色が出ると思います。そういった意味で言うと、今回のエヴァ脱出はあるジャンルに特化した謎が多く、プレイした人によってめっちゃ得意な60分とめっちゃ苦手な60分に分かれているのもSNSでの評判につながっているのではないでしょうか。


わたしとしては、周りの人が強くて本当に助かりました

そんな感じで、一ファンとしては決して嫌いになれない『崩壊するネルフからの脱出』の感想でした。全国ツアーもやっていますので、実際のところどうなのかは、ご自身の目で確かめてください。