【脱出感想】【脱出感想】オルケストラ・マキナの動かない巨人 - ドラマチック謎解きゲーム24

全国150万人の”機械仕掛けの神”の皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回はよだかのレコードが開催している"テレ公演” 『オルケストラ・マキナの動かない巨人』に挑戦してきました!

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【ストーリー】
3人で協力し
取り残された姫を救え

よだかのレコード初!テレ公演!
WEBを使って会場とつながる、新しいテレ公演型謎解きゲーム!

テレ公演とは、離れた場所から参加できるホール型イベントです。
みんなの自宅とイベント会場がリアルタイムでつながります。

動画配信を見て会場の情報を手に入れ、
ビデオ通話で仲間と情報を共有し、
手元のキットとあなたのヒラメキを駆使して、
すべての謎を解きあかそう!


【プレイ方式】
タイプ :テレ公演型
公演時間:60分程度
人 数 :3人1チーム

今回私は謎解きに成功しました!

個人的満足度★★★★★★☆☆☆☆ 6/10点 

≪一言≫
いつも通り素晴らしい謎とちょっと残念な"テレ公演”

ざっくり感想

緊急事態宣言も解除され、いつもの日常に向けて少しずつ動き始めている昨今。
謎解きイベントも、リアル会場での公演が少しずつ告知されてくるようになりました。本当におめでたい。

ただ、季節が変わればどうなるかわからないのがウィルスだったりするので、しばらくはオンラインで遊べる公演との両輪走行がいいのではないかと心の中では思っています。コスト高そうですけどね。


そんな感じで挑戦したのが今回の『オルケストラ・マキナの動かない巨人』
制作はよだかのレコードで、よだかのレコードにとって初のオンライン公演です。
よだかのレコードはコロナの影響を敏感にキャッチし、比較的早い段階でオンライン公演にシフトを切った記憶があります。(自分の記憶では、最初に表明したのはゆうげん。続いてよだかのレコードだったと思います。)

www.rdbgjunction.com



いざチケット購入の段になって特設ページの文章をよくよく見てみると、そこには"テレ公演”との記載が。意味は「離れた場所から参加できるホール型公演」らしい。オンライン公演との違いとはなんぞ?

詳しくは後述しますが、実際に参加し終わった後、「離れた場所から参加できるホール型公演」の意味が良くわかりました


この公演は3人で1チームを組み、代表者がチケットを購入。その番号をチームメイトに共有し、各々の住所を入力するとキットが手に入ります。
本番ではSkypeを使用して、互いの顔を見ながらチャレンジ。
このシステムだと、基本的にはチームメイトは知人になると思うので、固めて挑戦する時のような和気あいあい感で遊べるのが良かったですね(もちろん通話だけも可。でもカメラを使った方が他の人のフォローがしやすい気もする)

あと、これまで私が挑戦した公演は基本的にソロだったので、チームメイトがいる心強さを再認識することができました。やはり仲間がいてこそ成功できる公演も多々あるので。


一方でノれなかったところも正直ありまして。
それが先述した「離れた場所から参加できるホール型公演」てのに繋がるんですが、
この公演、オンラインならではのギミック、演出、オンラインじゃないと出来ない体験が非常に薄いんですよね。なんならドラマチックルームでおんなじ公演が開催できます。


そうするとどうなるかと言うと、家で遊ぶ分演出面が弱くなってしまうんですよ。
謎解き公演が開始直後の会場が暗くなった時のワクワク感。プレイ中こちらのテンションを上げたり焦らせてくるBGM。チェッカーの方とのちょっとしたやりとり。
そういう謎解きに付随する楽しみな部分がごっそりなくなってしまったのは、とっても残念でした。


じゃあ絶対にBGMを鳴らしてほしいわけではなくて、もちろん技術的な面で制約が多いのも承知しています。ただ、そこにストーリー上の理由付けがされていて、制約が気にならないくらいの魔法をかけてほしかったです。

謎の感想

演出についてはブーブー言ってしまいましたが、謎のクオリティは高い水準で纏まっています。初のオンライン公演で手探りな部分もあったからか、小謎は少し難易度が低いものの、締めるところはきっちり締めるスタイルで、最後までたっぷり楽しませてもらいました。

というのも、ラス謎の解き方に気づいたのが終了時間ギリギリで、そこから3人で力を合わせてガシガシ解き進めてなんとか正解に滑り込んだ感じでした。最初のアナウンスで成功率が5割ぐらいと聞いていたので、油断していました。これで失敗していたら悔やんでも悔やみきれない…


解いてて面白かったのもやはりラストの謎で、これまでの物語のまさに総決算。伏線と描写の再構成がバシッとハマる素晴らしいものでしたね。思わずなるほどと唸ります。


私が参加した回は13チーム挑戦して成功したのが4チーム
アナウンスされた平均成功率を下回っていますが、いやいや全然あり得ると思います。少しでもミスしたら、私たちも失敗してましたから。


そんな感じで、自分は周りの雰囲気も含めて謎解き公演を楽しんでいたんだと気づかせてくれた『オルケストラ・マキナの動かない巨人』の感想でした。
感想と言えば、公演中に使用したグループ通話を公演後もしばらくは開けといてくれるので、感想戦がやりやすかったもの個人的にはグッときました。こういう心遣いが嬉しいですね。