【ボードゲームレビュー】 夏を感じたい『ザッブーン!(ZABOON!)』

全国150万人の”バカンスは南の国で過ごしたい”皆さまいかがお過ごしでしょうか。
鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回は、反射神経ゲームに驚きの逆転要素を組み込んだ
短時間で気軽に遊べるボードゲームのご紹介です。

『ザッブーン!(ZABOON!)』

ザッブーン!(ZABOON!)

【ゲーム概要】
南国リゾート満喫中のサボテン一家♪
じりじり迫る太陽を避け、みんなで海にザッブーン!
場にあるカードの条件が揃ったら
誰よりも速くマーカーにタッチして得点を稼ごう!

【プレイ環境】
人数:3~6人
時間:15分
年齢:6歳以上


≪一言≫
かわいい絵柄の反射神経ゲーム。陽気に遊びましょう。

ざっくりプレイ方法

1. テーブル中央に海マーカーを配置する
2. カードをシャッフルし、各プレイヤーに同じ枚数配る
3.各プレイヤーは配られたカードを山札にし、自分の前に置く
4.スタートプレイヤーから時計回りに自分の山札から1枚引き、中央に配置する
5.常に場に3枚のカードが見える状態にしながら、繰り返す。
6.3枚のカードが特定の条件を満たした場合、掛け声をかけ、海マーカーをタッチ
7.正しかった場合、得点を獲得
8.最初に6点を獲得したプレイヤーの勝利

海岸線にとびこめ~!

『ザッブーン!』は、2020年春にゲームマーケットで販売されたゲーム。制作はプレイマーケット

元々私は反射神経がいい方で、おばけキャッチやドブルなど、頭をあまり使わずに脊髄のパワーで戦えるゲームが好き。なのでTwitterでこのゲームの宣伝を見た時は、絶対買おうと固く心に誓っていたのです。

残念ながらゲムマ自体は開催されませんでしたが、アークライトが開設したECサイトで無事にゲットできました。

こちらが箱の表面
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このゲーム、システム自体も面白いんですが、まずキャラクターデザインが本当にいい!
擬人化されたサボテンが水着を着て大股おっぴろげているイメージ図なんて、誰が創造できるのでしょう。鮮やかな原色が、圧倒的な存在感を魅せています。

キャラクター自体もポップでとても可愛いですよね。負の側面を感じさせない表情は、彼らが圧倒的人生の勝者であることを示しているかのよう。


箱の裏面
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ゲーム概要と海に飛び込まんとポーズをとるサボテン一家の3人が映っています。
子供だけ若干品種の違う丸いサボテンであどけなさと天真爛漫さを演出。お母さんサボテンの髪の毛は針のように痛いのでしょうか。気になります。


内容物は3人のキャラクターが描かれたカード81枚、得点マーカーが18枚、海マーカーが1枚はいっています。
海マーカーは青いプラバンで結構シンプル。
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ゲームはプレイヤーの人数分均等にカードを配り、山札を作り、中央に海マーカーを配置して準備完了。1山10枚以上が推奨されています。


最近海に行った人orじゃんけんで、スタートプレイヤーを決定後、時計回りに自分の山札からカードを1枚表向きで場に出していきます。 順繰りカードを出し、合計3枚場にカードが表向きになったら、そこからは重ねるように置いていきましょう。
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サボテン一家のカードは様々は色やポーズで構成されていて、非常にバラエティーに富む印象。 そしてプレイヤーは場の3枚のカードを見比べ、条件を満たしている様であれば、掛け声を発しつつ、素早く海マーカーをタッチ しに行きます。


海マーカーをタッチできる条件は全部で5つ

1.背景の色(赤、青、黄)が同じ
2.着ている水着の色(赤、青、黄)が同じ
3.3枚すべての飛び込み方が異なる
4.サボテンの家族が揃う
5.上記の条件2つ以上が揃う

条件が満たされた場合、条件にあった掛け声かける必要があります。

1の場合なら、「背景!」「色!」など
3の場合なら 「技!」「飛び込み!」など、状況にあっていれば、細かくは決まっていません。

ですが5の時だけは、 2つも条件が一致している奇跡を感じながら「ザッブーン!」と叫ぶ必要があります。景気がいいですね。
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ZABOON!


無事に海マーカーをタッチできたら、得点を獲得します。
得点マーカーは表裏に印刷がされ、片面が1点。もう片面が2点となっており、最初にマーカーを獲得した時は「1」の面を表にし、2点目を獲得した時はそれを裏返して「2」の面を表にします。
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ペナルティについて

このゲームで面白いのはペナルティの扱いについて。
大体の反射神経ゲームは、間違ってタッチしてしまういわゆる「お手つき」の際に、自分の得点やカードを場に出し、次に得点を獲得する人が総取りするシステムが結構あります。


『ザッブーン!』でもお手つき時に自分の得点マーカーを場に出すのですが、出すのは点数ではなく、得点マーカー自体。つまり、 2点の方が表になって場合、実質ペナルティが倍になってしまうのです。これはなかなかに刺激的。
ちなみに自分の得点が3点だった場合(「1」の面のマーカーと「2」の面のマーカー1枚ずつ所持)、好きな方を出すことができるので、リスクヘッジはできそう。

次に正確に海マーカーをタッチできたプレイヤーは通常の得点に加え、ペナルティで場に出されたマーカーもゲットできるので、逆転のチャンスが訪れるタイミングは多そうです。

反射神経ゲームは、得意な人と不得意な人の差が激しいと自分の中では思っていて、一旦差がついてしまうと、なかなか逆転が難しく、飽きてしまう人が出てきがち。
このルールであれば、大事なアタックチャンスがたくさんあるので、盛り上がれるのではないでしょうか。


時勢的にまだきちんとプレイできておりませんが、アイスブレイクとしてかなり盛り上がれるゲームになっているんじゃないでしょうか。今から遊ぶのが楽しみです。
余談ですが、説明書の裏がポスターになっているのもこだわりを感じます。
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あぁ、早くザッブーン!っていいたい~

ザッブーン!(ZABOON!)

ザッブーン!(ZABOON!)

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