【ボードゲームレビュー】あの東大生たちが『ナンジャモンジャ』をやると発想がエクストリーム

皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク(@alfbds0954)です。

私は日頃ゲーム実況を中心にYouTubeをよく見ているのですが、最近ハマったチャンネルがありまして。
それが東大生クイズ王・伊沢拓司氏を中心にクイズ系の動画を毎日投稿しているチャンネル『QuizKnock(クイズノック)』
彼らのハイレベルなクイズ動画はもちろん、彼らのわちゃわちゃしたやり取りを見るのが大変楽しいです。

そんな中、QuizKnock の過去動画を見直していたらボードゲームをプレイしている動画があり、彼らのプレイしてる内容があまりにハイセンスだったので、ゲームと同時に紹介したいと思います!

そのゲームとは

『ナンジャモンジャ』
f:id:alfbds0954:20190205211739j:plain:w450

【ゲーム概要】
不思議で個性的なキャラクターに名前を付けて早く呼ぶカードゲーム

【プレイ環境】
人数:2~6人
時間:15分ぐらい
年齢:4歳以上
価格:1,580円
販売:すごろくや

個人的満足度★★★★★★★☆☆☆  7/10点

≪一言≫
約束されたパーティーゲームの決定版。カードを引くたびに大爆笑が起こります

ざっくりプレイ方法

1. カードをシャッフルし、1人ずつ山札から1枚ずつカードをめくる
2.現れたのが初めて見るナンジャモンジャだったら、自由な発想で、ふさわしいと思う名前を付ける
3.プレイヤーはカードをめくり続け、名前を付け続ける
4.すでに名前が付けられたナンジャモンジャが現れたら、誰よりも早く、すばやく正しい名前を答える。正解した人がそれまでに重ねられたカード束を受け取る
5. 山札が尽きたらゲーム終了、集めた枚数が最も多いプレイヤーが勝利

「ふにゃお?」「ボブ?」違う、こいつは「サンタ・マリア・デレ・グラッツィエ教会」だ!!!

創造力は知識よりも重要である。
これはかのアインシュタインの言葉ですが、なぜか箱の裏にこの言葉が書かれています。

f:id:alfbds0954:20190205211946j:plain:w400
裏面にはこのゲームのルール説明や内容物の情報が。
ちなみに内容物は可愛いナンジャモンジャたち(箱の裏面情報)全12種類。 f:id:alfbds0954:20190205212007j:plain:w400

カードは全60枚。各ナンジャモンジャは5枚づつ封入。
ナンジャモンジャ族はそれぞれのデザインに特徴があり、同じようなキャラクターが無いように差別化が図られています

そのため、人によってどの特徴を中心にしてキャラクターの名前を付けるのかは千差万別。
「えっその名前のチョイス何?」なんてのは日常茶飯事です。

さて、冒頭のQuizKnockのメンバー。彼らはその卓越した頭脳で相手になるべくカードをとられないように、専門的で難易度の高い名前をバシバシ付けていきます。そしてチョイスが独特すぎる。 そんなわけで、動画中に彼らがつけた名前にツッコミを入れつつ、ちょっと紹介していきたいと思います。

まずはQuizKnock編集長の伊沢氏。幅広い知識を有しTVにも引っ張りだこの、まさに中心人物と言えます。そんな彼の名付けたナンジャモンジャはコチラ

f:id:alfbds0954:20190205221155j:plain:w400
サンタ・マリア・デレ・グラッツィエ教会
早速の謎チョイスが出てしまいました。動画中では絵画最後の晩餐がある教会として紹介されています。

f:id:alfbds0954:20190205221236j:plain:w400
チェーザレ・ロンブローゾ
イタリアの精神医。犯罪人類学の父らしい。確かに目がイッってる気がする。

f:id:alfbds0954:20190205221320j:plain:w400
マキシマムパーパーサム
「はげとるやないかっ!」でおなじみの芸人。こっちはフサフサですが。

f:id:alfbds0954:20190205221535j:plain:w400
ニャホ・ニャホ・タマクロー
ガーナサッカー協会の会長。元画像を見ましたけど別に面長ではなかった。

伊沢氏は全体的に直感で名前を付けているように感じます。カードの特徴と紐づけなくても記憶してしまうのは、さすが東大王と言わざるを得ません。

次はライターの河村氏。動画の企画も担当するかなりエッジが尖った人物。でも立ち振る舞いに上品さが醸し出されており、育ちの良さが伺ます。
そんな彼の名付けたナンジャモンジャはコチラ

f:id:alfbds0954:20190205222722j:plain:w400
偕老同穴の契り(かいろうどうげつのちぎり)
夫婦が仲睦まじく、契りの固いこと。恐らく口ひげっぽいところから連想したのでしょう。もちろん私はこの言葉を今回初めて知りました。

f:id:alfbds0954:20190205222850j:plain:w400
サンタ・マリア・イン・コスメディン教会
また教会か!しかもさっきのサンタ・マリア・デレ・グラッツィエ教会も緑色だったし!
揺さぶってくるねぇ~

f:id:alfbds0954:20190205222958j:plain:w400
キロネックス・フレッケリ
オーストラリア北部の殺人毒クラゲらしいです。可愛い顔して殺るやつです。
※この時河村氏は自分だけが知っている単語としてこの名前を付けたのですが、解説をしようととしたら伊沢氏にその解説を横取りされて「知ってる――!(・□・;)」と驚愕してました。
振り返ってみれば河村氏が一番ゲームを楽しんでいるというか、傾向と対策を頭に入れながらプレイしている感じがしますね。

続いてはライターの須貝氏。今回動画に出ているメンバーで唯一の理系。ナイスガイの須貝の異名を持つまさにナイスガイ。彼はクイズ経験が浅いため、我々一般人が一番感情移入しやすい人物かもしれない。
そんな彼の名付けたナンジャモンジャはコチラ

f:id:alfbds0954:20190205223612j:plain:w400
ハミルトン・ケイリーの定理
数学の行列で使用する定理?らしい。鈴村はド文系なので、使わずに人生を過ごしてきました。

f:id:alfbds0954:20190205223800j:plain:w400
イットリウム系高温超電導
液体窒素で電気抵抗を0に出来る物質イットリウム系の顔をしている」とは須貝氏の弁。

f:id:alfbds0954:20190205223848j:plain:w400
スカンジウムバナジウムクロムマンガン
原子番号の21.23.24.25番目の元素を羅列したもの元素周期表をそのまま覚えても間違えるというトラップらしいが、そのトラップにかかるのは間違いなく教養があるヤツ。

f:id:alfbds0954:20190205230545j:plain:w400
東京スカイツリー
いやふれ幅ッッ‼

f:id:alfbds0954:20190205223946j:plain:w400
鉄セレン0.6テルル0.4
鉄系超伝導体の一種。須貝氏がこの伝導体の解説をしている中、ほかのメンバーの意識は遠くへ行ってました。もちろん私も遠くへ行ってました。

須貝氏はナンジャモンジャの特徴からインスピレーションを受けて名前を付けている感じですね。素直に楽しんでいます。

以上が彼らの動画で出てきたナンジャモンジャの全てです。もうレベルが高すぎてついていけません…ちなみに残る一人のメンバーこうちゃんは、一回も新しいナンジャモンジャを自分で引けず、爆死していました。

そんなこんなでとってもハイレベルな名前付けになっていましたが、もちろん自分たちがプレイする時は、自分たちの知能レベルに合わせた名前を付けましょう「ボブくん」とか。

余談ですが、 今回紹介したナンジャモンジャは白Ver.で、全く姿かたちが異なるナンジャモンジャたちが入っている緑Ver.もあります。2バージョン商法はボードゲームにも存在していたんですね。

いずれにしてもどんな方でも盛り上がれることは間違いないので、興味のある方はぜひプレイしてみてください。

すごろくや カードゲーム ナンジャモンジャ・シロ

すごろくや カードゲーム ナンジャモンジャ・シロ