全国150万人の”人生のサブクエストばっかり進めてしまう”皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。
今回は現在リアル脱出ゲーム横浜店で開催されている
『クエストだらけの勇者村からの脱出』に挑戦してきました!
【ストーリー】
ここは謎(クエスト)があふれる町 クエス町。
モンスターによって生み出される様々なクエストが町中にあふれていました。
それを解決するのがあなたたち「謎解き勇者」です。
勇者はクエストを解き明かすことで住人から報酬を受け取っていました。
そんなある日、 どこからかささやく声が聞こえてきました。
「私はこの町の守り神じゃ。 “伝説の勇者の素質” を持つおぬしらに頼みがある。 先ほど未来予知したところ、 今から60分後に凶暴なプラチナドラゴンがこの町を襲いにやって来る未来が見えてしまったんじゃ。この町を救うため、 おぬしらの持てる力を総動員してドラゴンに立ち向かってくれんか?」
突如として訪れた愛する町の危機。
自分たちが持つ “伝説の勇者の素質” とは何なのか? ドラゴンを倒す方法はあるのか?
その答えを知るべく、 あなたたちはドラゴンに立ち向かうことにしたのであった。
【プレイ方式】
タイプ :ホール型
制限時間:60分
人 数 :4人1チーム
個人的満足度★★★★★★★★☆☆ 8/10点
≪一言≫
2023年の解き初めは、原点回帰のこの謎で決まり!
ざっくり感想
リアル脱出ゲーム原宿店で以前開催されていた本作。
初演時はタイミングが合わずに挑戦できませんでしたが、友人から「鈴村さんにあっていると思う!」と激推しされ、正月早々横浜で挑戦してきました。
ちょっと足を伸ばせばすぐに再演する店舗を見つけられるのは関東圏に住んでいるメリットだとたびたび感じる。
ストーリーやホームページを見ての通り今回はドラゴンクエストのようなJRPGを強く意識した作風で、ゲーム序盤に訪れるような「クエス町」をチームメンバーで歩き回りながら大量のクエストを受注し、ラストに訪れるプラチナドラゴンをどうにか倒すというのが大まかな内容です。
この公演の魅力はなんと言っても受注できるクエストの量!
モンスターを撃退するものから住んでいる人のお手伝いに至るまで、タイトル通り本当にたくさんのクエストが私達に用意されており、60分という短い制限時間の中でどのクエストを受注しゲームを有利に進めていくかが鍵になってきます。
システム的にはドラゴンを倒すメインクエストと、そこにいたるまでに膨大なサブクエストが用意されているって感じですね。
リスクとリターンを天秤にかけながらより多くの実績を求めるのも良いし、RTAの如くさっさとメインに向けて計画を立てるのも良いでしょう。その塩梅を考えているときが一番楽しい。
ホール型公演ではありますが会場はクエス町としての役割を果たしており、たくさんのビラや店舗がゲームの臨場感と没入感を掻き立ててくれます。
また、勇者ならではのアイテムも実際に手にとることができ、非常にワクワクする作りになっていましたね。
私が参加した回は小学生くらいのお子さんもテンション瀑上がりしていましたよ。
少年よこれからどんどん沼にハマってくれ。
謎の感想
出題される謎解きはクエストと言うかたちで登場。
それを自分たちで選び、受注をしていきます。
「体力」「パズル」「ひらめき」などのカテゴリ分けとそれぞれに難易度の数値が割り振られていて、自分たちで解きたいのを相談しながら遊ぶことができます。
依頼文もバラエティにとみ、読みながらどんなクエストなのだろうと想像するもの一興。
とは言えプラチナドラゴンを倒すためにしなければならない対策は想定されており、それにまつわるクエストは絶対に受注しなければならないため、必要なクエストとそうでないクエストを見極めることが一番重要だったと思います。
そのためには怪しそうと思ったクエストを早めに受注し、みんなでその情報を共有する時間を長くとるのが良いと感じました。
また、解いた実績や受注状況はすべてタブレットで管理されており、チェックポイントに向かう際なども必要になるため、片手にタブレットを持ちながらのプレイが多かった気がします。
あとこの作品がスタンディングタイプの公演でテーブルが小さく、4人で一斉に紙の謎を解こうとすると結構しんどかったのも正直な感想です。
煩雑になりがちなテーブル上をきれいに整理することも効率的なクエストクリアに一役買うことでしょう。
なんならアイテム整理係を決めちゃってもいいくらい。
プラチナドラゴンを倒すための道を逆算し、対策をしていたつもりだったんですがあともうちょっとのところで時間切れ。
わたしのクエス町は無惨にも火の海に包まれてしまいました。
完全に正月ボケでしたね。餅が膨らむ隙もないくらいの高火力で燃えました。
おわりに
クエストの中には司会者も強調するくらい「高難易度」なクエストも用意されていました。
ラストに公演中どれだけお金を稼いだのかを発表されるので、余裕のある人は挑戦してみてもいいかもしれません。
『クエストだらけの勇者村からの脱出』はタイトルに違わぬクエストの量と、RPGの雰囲気をたっぷり楽しめる良い公演だったと思います。
原点回帰的なシチュエーションの公演でノスタルジックな気分になりながらも、デバイスを使った進捗管理を始めとする細かいところでブラッシュアップが図られており、より上質な物語体験ができたのではないでしょうか。
解き初めがこの公演で本当に良かった。