全国150万人の”ドラミングの手はグーではなくパーであることを知っている”皆さまいかがお過ごしでしょうか。
鈴村リク (@alfbds0954) です。
今回は1月15・16日に開催されていた
『俺があいつであいつはゴリで』の感想です!
【ストーリー】
ひょんなことからゴリラと魂が入れ替わってしまったあなた。
元に戻る為には60分以内に自分の体を見つけなければならない。
ゴリラ仲間たちが協力してくれるが、彼らは字が書けない為バナナで伝えようとしてくる。
なんとか彼らの思いを察して解読しよう!
【プレイ方式】
タイプ :ホール型
制限時間:60分
人 数 :6人1チーム
今回私は謎解きに失敗しました!
個人的満足度★★★★★★★☆☆☆ 7/10点
≪一言≫
この角度から心をわしづかみにされると思わなかったよ…
ざっくり感想
「あなたの求めていた体験はここにある」をテーマに様々なジャンルの公演を発表している謎解き制作団体トライメビウスのホール型公演に参加してきました。
トライメビウスは過去にLINE謎『勇者がいるこの世界で』をプレイしていて、リアルに遊べる公演があったら言ってみたいと思っているうちに幾星霜。
ようやく念願かなっての参加となりました。
『俺があいつであいつはゴリで』というタイトルとストーリーから察する通り、今回の謎解きは「君の名は」ごとく入れ替わってしまったゴリラと私、制限時間以内に自分の体を見つけ出す。というストーリーが展開されます。
今でこそゲームの全貌が明らかになっている『俺があいつであいつはゴリで』ですが、実は公演が開始される前には『俺があいつであいつは…』とタイトルが意図的に隠されていました。
淡いキービジュアルからもこの公演が恋の喪失を扱うような、そんなエモーショナルな展開を予想していたんです。
だからゴリラとシフトチェンジするなんて一ミリも思っていなかったわけで、OPで流れている映像に我が目を疑いました。
優しいキービジュアルの作画タッチなどどこ吹く風、バキバキの原色で画面をところ狭しと動くゴリラ。なんてエネルギッシュなんだ。
ちなみにOPの映像のテイストはメチャクチャ好き。
2000年代前半の子供向けアニメのような、ゴリラゴリ押しの感じと要素を上手に使ったデザインなど、とてもクオリティが高かったですね。
公演全体を見ても、狭い会場でしたがチェックポイントを複数設けたり、ただじっと座っているだけではない物語体験が用意されていたりと細かなところに制作陣のこだわりを感じられました。
ゴリラと言ったらアレ、というようなアイテムも小ネタ的に仕込まれていたりして会場にいる誰もがゴリラだったのではないでしょうか。
謎の感想
自分がゴリラであるという特異なシチュエーションから始まる今作。
もちろんその影響は謎解きにも波及しているわけで、振り返ればゲーム開始直後が一番困惑していたと思います。
字が書けない彼らは、彼らなりのコミュニケーションでこちらに意図を伝えてこようとするわけなんですが、最初は全く意味が分からない。
この手掛かりからどう読み取ればいいのかと苦労しましたが、ゴリラの気持ちになって考えると不思議と彼らのルールもわかってくる。
具体的には言えませんけど本当に素晴らしかったですね。徹底的なんですよ。世界が。
その世界観になんとかチューニングを合わせようと参加者が悪戦苦闘している瞬間がとてもフレッシュで楽しかったですね。
自然と笑みがこぼれます。
序盤こそある種のネタふりとエンタメを突っ込んでいましたが、中盤以降は趣向がガラッと変わりかなり論理的思考が問われる謎解きに。
ここから先の部分が個人的に苦手なタイプの謎解きだったので、進捗的に一気にブレーキがかかってしまったような気がします。
ラス謎までは行けたものの、結局制限時間に間で答えを出せずに哀れ自分の体はゴリラのものになってしまいました。
私たちの分身となってくれたゴリラ。かわいい。
おわりに
初トライメビウスは残念ながら失敗してしまいましたが、OPで度肝を抜かれたことで5億点が出ているので、個人的には満足な公演でした。
今後もコンスタントに新作が出るらしいのでリベンジをさせてもらいます。
『勇者がいるこの世界で』の続編的な公演がめちゃくちゃ気になっています。