全国150万人の”言ってることとやってることが変わりがち”な皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。
今回はタンブルウィード ナゾベース下北沢で開催されていた
『内容がコロコロ変わる体験型謎解きゲームからの生還』の感想です!
【ストーリー】
今日から始まる新作の謎解きイベント『難破船テセウスからの生還』に参加しているあなた。
しかし、そのイベントの内容はコロコロ変わってしまい‥‥?
【プレイ方式】
タイプ:ホール型
制限時間:60分
人 数 :最大4人1チーム
個人的満足度★★★★★★★★☆☆ 8/10点
≪一言≫
久しぶりのエキスパート!目まぐるしく変わるシチュエーションに酔いしれろ!
ざっくり感想
謎解き公演に慣れ親しんだ人を対象としたレーベル「タンブルウィードエキスパート」の公演第6弾。
今回は架空の公演『難破船テセウスからの生還』に参加する我々が、コロコロと変わる内容に右往左往するという(実際にあったら)悪夢のような展開をどうにかこうにか切り抜けていきます。
タンブルウィードエキスパートの特徴はなんといってもそのアクの強さ!
謎解き公演自体を前提知識として組み込まれたこのレーベルでは、まだ成立していない謎解きを解かされたり、重なった世界で謎解きを解かされたりと、構造が複雑な公演がほとんどであり、個人的には正直ちょっと苦手なレーベルです。
とは言え2021年に開催された『IMMORTAL』という神作もエキスパートレーベルですから、実際自分の肌に合うかは体験してみないとわかりません。
そういう意味で今回の『内容がコロコロ変わる体験型謎解きゲームからの生還』は、比較的親しみやすい題材だったと思います。
というのもコロコロ変わる内容というのがかなり限定的なものになっていたから。
遊ぶ前の予想では囲碁で勝負をするはずがいつの間にか大食い選手権に出場する位のコロコロ具合だと戦々恐々していたので、それがチェスに変わろうがリバーシに変わろうが、題材の枠から大きく外れなかったのが個人的に良かった。脳みそのリソース的にもいくぶん飲み込みやすく助かりました。
また、公演内公演としてストーリーにも記載のある『難破船テセウスからの生還』。間違いなく「テセウスの船」からの引用だと思いますが、今回のテーマにぴったりの内容でした。
「いったいどこまで変わるんだ」というこちらの不安をよそにどんどんとその姿を変貌させるテセウス。
その行き着く先を見届けるのも参加者の醍醐味なのかもしれません。
また詳しくは言えませんがこの公演もう一つの見どころはスタッフの奮闘具合。
彼らの獅子奮迅にやけくそ感をひとつまみした働きぶりは頼もしくもあり少し胃もたれもしました。
あと基本ずっと胃が少し痛い。ちょっぴり大人向け?
謎の感想
まず言いたいのはタンブルウィードの実装力の凄さ。
システム面での軍配は最近遊んだナゾ要塞に上がるものの、なんと形容すればいいんでしょうか。とにかくマインドが素晴らしかったですね。
公演としても内容がコロコロ変わるわけですから、常に変化球に対応しなければいけないという状況。
少しでも躊躇すればあっという間に振り落とされてしまうというヒリヒリした環境での謎解きはとてもスリリングな体験でした。
なんか公式も「これまでのエキスパートレーベルの中では遊びやすい」とか言ってたり、実際に脱出率も高かったりするんですが全然難しいですよこれは!よくみんなついていけるなと思うばかりです。
と謎解き自体のエグさは感じられるものの、見た目のポップさや解く際の導入の優しさもあいまってストレスは全く感じませんでした。
その気になればスタッフさんのサポートも手厚いしね。
私が参加したチームは序盤から苦しい展開が続いていたんですが、ラスト数分で一人が天才的なひらめきをなしたことで何とか成功することができました!その瞬間はもはや感動すらありました。
おわりに
そんな感じで『内容がコロコロ変わる体験型謎解きゲームからの生還』の感想でした。
個人的にはもう少しでエキスパートレーベルを勝ち越せるので、自身のレベルアップを図りつつ勝機を虎視眈々と狙っていきたいと思います。
またしばらく再演はないかと思いますが、挑戦したい方は情報収集してみるのもいいのではないでしょうか。