【ボードゲームレビュー】ドッタンバッタン大騒ぎ 『大脱走~看守とスプーンとときどきドリル~』

全国150万人の”今まさに脱走中"の皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回は私がゲームマーケット2017で入手してから3年。時折無性に遊びたくなるなる脱走ゲームの紹介です。

『大脱走~看守とスプーンとときどきドリル~』
f:id:alfbds0954:20200906112505j:plain:w600

【ゲーム概要】 このゲームは囚人になって監獄から脱走を企てるゲームです。
ただし、脱走できるのは一人だけ。
ときには隣と協力し、ときにはまわりを出し抜いて我先にシャバの空気を味わおう!
さぁ、スプーン片手に脱走だ!

【プレイ環境】
人数:3人~6人
時間:10分程度
年齢:4歳~


≪一言≫
欲張るやつが負けるバッティングゲーム。遊び方の幅があってよ良き。

PVはこんな感じ↓


TRYGOOD新作テーブルゲーム「大脱走~看守とスプーンとときどきドリル~」 PV vol.01

ざっくりプレイ方法

1. 各プレイヤーは好きな色のコマを選び、同じ色のカードを手札とする
2.机の上にプレイシートを広げる
3.プレイシートに書かれているプレイヤーと同じ色の牢屋にコマを配置する
4.掛け声とともに全員手札から1枚ずつカードを出す
5.他の誰ともかぶっていないカードを出した場合、カードに書かれた数字分コマを進める
6.他の人と被った場合、そのラウンドは進めない。

7.4.5.6の誰よりも早く16マス進み、シャバに出れた人が勝利

上へ下への大騒ぎ、みんなで盛り上がるバッティングゲーム

2017年、私がゲームマーケットに初めて行ったときに販売されていたゲーム。 500円という半ば投げ売りのような形で販売されていましたが、思わぬ掘り出し物で今でもゲーム会で重宝しています。 携帯電話ほどの大きさの箱ながら、みんなでワイワイできるバッティング系ゲームの『ドタバタ大脱走!!』
と、じっくり心理戦ができるブラフ系ゲーム『看守が来た⁉』の2つが楽しめます。

f:id:alfbds0954:20200906111219j:plain:w600
箱の背面。なんとも味のあるイラストが素敵です。


箱を開けると、6色のコマと、各プレイヤーが使用する6色のカード、プレイマットが付属
カードには脱走(ゴールへ向かう)するための掘る道具が描かれています。道具によって一度に土を掘れるm数が違い、プレイヤーの戦略が試されます。

f:id:alfbds0954:20200906111339j:plain:w600

スプーンやシャベルならまだしも、ツルハシや電動ドリルも用意されているという徹底ぶり!(もはや看守に内通者でもいるのでは・・・?) 看守のカード『看守が来た!?』でのみ使用します。

私はもっぱら『ドタバタ大脱走!!』ばっかりプレイしているのですが、皆で一斉にカードを出すので、結果が分かりやすく大変盛り上がります
特に6人でプレイすると誰かとバッティングする確率が高いので、ほかのプレイヤーの様子を見ながらカードを出さなければなりません。 その中で電動ドリルで成功した時の嬉しさはひとしお。
また全員が同じカードを出すと、『おおさわぎ』というイベントが発生し、「1位とビリ」「2位とビリから2番目」が入れ替わるというランダム要素もあり、なかなか気が抜けません。 ただ、おおさわぎはなくても電気ドリルで一発逆転できる可能性が高く、逆に採用しない方がモチベーションが維持できるかも。


小さい箱に収めるためには仕方ないのですが、プレイマットが折りたたまれているため折り目がついてしまっていて、コマを進めているとふとした瞬間にコマが滑ってしまうことがあるのがちょっと残念f:id:alfbds0954:20200906112425j:plain:w600
透明なファイルに挟み込むか、透明なアクリル板の下に敷く形でプレイマットを設置するとストレスなくゲームを楽しめると思います。

とはいえ携帯性は抜群なので、旅行や外出の際に持ち運べてすぐに遊ぶことが出来るのは魅力ですね!
シャバを目指して何回でもプレイできます。見かけたら是非プレイしてみてください。