全国150万人の”名字に北または南がつく”皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。
今回は現在発売されているリモート公演
『リモート通信脱出ゲーム「ある2つの通信基地からの脱出」』の感想です。
【ゲーム概要】
あなたたち2人がそれぞれ潜入したのは、
北極と南極の2箇所にある、秘密組織の通信基地。
あなたたちの目的は、この基地で行われている
恐ろしい兵器の開発を食い止めることだ。
あなたたちはスマートフォンで通信を取りながら、
それぞれ基地の最奥部にたどりついた......。
しかしそのとき、大きなアラームが鳴り響く!
『侵入者発見! 侵入者発見!
これよりセキュリティシステムにより両基地は閉鎖されます』
このピンチの中、あなたたちが見つけたのは、
暗号化されたセキュリティ解除マニュアル。
このマニュアルは南極基地と北極基地、
両方の情報を組み合わせることでしか、読み解くことはできないようだ......。
しかし、このマニュアルには情報ジャミング加工がされており、
カメラに写して、直接仲間に見せることはできない!
2人でコミュニケーションを駆使して情報を交換し、
あなたたちはこの緊急事態から脱出することができるだろうか?
【開封】世界初⁉︎リモート脱出ゲームつくりました!『ある2つの通信基地からの脱出』
【プレイ方式】
タイプ :特殊型
制限時間:無制限(大体1時間ちょっとでクリア)
人 数 :2人1チーム
今回私は謎解きに成功しました!
個人的満足度★★★★★★☆☆☆☆ 6/10点
≪一言≫
SCRAPのリモート通信脱出ゲーム第一弾。まだあらびき
ざっくり感想
2020年5月に発売されたキットですが、買った達成感からかそのまま寝かせてしまい、気が付けばあっという間に8月。
このまま寝かせていても新たなリモート公演「旅謎」の足音が聞こえてしまうので、プレイすることにしました。
『ある2つの通信基地からの脱出』は、北極と南極の2つのキットを使い、離れた別々の場所にいる2人がLINEやZOOMなどのビデオ通話を使ってやり取りをおこない、クリアを目指すゲーム。
もちろん北極と南極には違う内容のキットが入っていて、互いの情報を交換・共有していくのが醍醐味。
以前ブログで書いたNoEscapeの『秘密』と同タイプの作品ですね(あれは1人で遊んじゃったけど)
「家から出ずに協力プレイして謎を解く」コンセプトが「隔絶された2つの基地」という設定に落とし込まれており、プレイしていて全く違和感がない。
また、カメラ通話でやりとりした時に起こるであろう禁じ手、「謎を直接見せちゃう法」についても「ジャミング加工がされているため見られない」というルールで予防されています。
「やりたい事・やってほしくない事」が綺麗に設定化されていると、それだけで公演の質が保証されている気がしますね。
カメラ通話を基本としながらも、状況の変化によってままならない互いの通信環境。
それを打破するために、私たちはさまざまな手段を講じなければなりません。
いい年した男性2人がモニターの前であたふたする様はちょっとした哀愁を感じさせます。
これ他の人(友人とか近しい人)がプレイしているのを見るイベントがあったら絶対楽しいと思う。
てかそのためにキットを買ってプレゼントぐらいしても良い。
謎の感想
一方、謎解きとしてはかなりあっさり目な印象。
封入されている用紙の枚数に対して出題される謎の量は少なく、謎をメインに考えるとちょっと物足りないかもしれません。
出題される謎の量が少ないということは、その分テイストの変化が付けづらく、シチュエーションこそ変わってもやる内容は大体同じためテンションが緩やかに下降。
なので個人的に面白かったのは最初の謎でしたね。一番キャッキャできた気がします。
終盤の謎は私の方が深く考えすぎちゃって、相方を待たせてしまいとても申し訳ない気持ちになりました。思った以上に回答への距離が短かった。
もっと着実に見ていけばよかったと反省。
個人的にはBGMとかムービーがつけばもうちょっと盛り上がれたかな。といった感じで、製作状況含めまだまだ手探り状態だった感は否めませんでした。
さらにブラッシュアップした『リモート通信脱出ゲーム』シリーズに期待しています。
脱出成功カードのレイアウトが一緒なのはむちゃ好き。