【謎解き 感想】謎だらけの東京駅からの脱出

全国150万人の”東北新幹線・北海道新幹線・山形新幹線・秋田新幹線・上越新幹線・北陸新幹線・東海道線・京浜東北線・山手線・中央線(快速)・横須賀線・総武線(快速)・京葉線ユーザー”皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回は現在東京駅および周辺エリアで開催されている
『謎だらけの東京駅からの脱出』に挑戦してきました!

【ストーリー】
東京駅の八重洲改札外を歩いていたあなた。
しかし、今日は何かがおかしい。
どれだけ歩いても、出口が見つからないのだ。

代わりに目の前に現れたのは、3つの怪しげな扉。
その向こうには、不思議な異世界が広がっているようだ。

中へ進めば、脱出への手掛かりが得られるかもしれない。
あなたは3つの扉から1つを選び、ゆっくりと足を踏み入れた。

【プレイ方式】
タイプ:周遊型
制限時間:無制限 (所要4~5時間程度)
人 数 :1人~

個人的満足度★★★★★★★☆☆☆ 7/10点 

ざっくり感想

例年秋から春にかけて東京メトロを中心に開催されていた地下謎シリーズがなんと今年はお休み。
その代わりと言うのは違うかもしれませんが、鉄道つながりで10月より開催されているのが今回挑戦した『謎だらけの東京駅からの脱出』です。


まぁ地下謎は2014年からほぼ毎年作られていましたからね。もしかするとある種の役目を終えたのかもしれません。だって現にメトロはQuizKnockの周遊謎やってるし。


話は戻り東京駅脱出。
電車での移動時間を削減し舞台を一つの駅に絞り込んだことで謎が凝縮され、体感でのボリューム感がかなりマシマシになっていました。
なにせ用意されているのが3つのコースですからね。
どれか1つ選ぶとかじゃないですよ。全部やってもらいます。
加えてラストにはすべての要素を包含したミッションに挑戦してもらいます。そりゃ4~5時間かかりますよね。


キットは事前にWebでの購入や、当日現地でも購入が可能。
地下謎のようなクリアケースとは異なり、いい感じの紙バックに変更されました。
そして今回は東京のお土産としておなじみ東京ばな奈とのコラボレーションが実現。
側面には東京ばな奈のロゴがあしらわれており、一見するとお土産袋にしか見えないのも良いポイント。


私はMARUDAIにある東京ばな奈の店舗でキットを買いました。
買い物カゴパンパンに商品を詰めてレジに並ぶ人を尻目に、両手素手の男が「謎解きキットください!」と店員に声を掛ける姿。さぞギョッとされたでしょう


ちなみにバッグのマジで良いところは持ち手の紐ががすんごく長くて肩掛けも楽勝なところ!
周遊謎ってただでさえ紙や追加キットで両手がふさがれがちですからね。棚からぼた餅的な嬉しさがありました。ぜひこれからもずっとそうしてほしい。

ちなみに買ってから改めて東京駅を見回すと、キョロキョロしながら乗り場を探すでもなく歩いている人大体このバッグ持っていましたよ。


3つのコースは物語のテイストや遊ぶ対象エリアもガラッと変わるため、周遊謎でたまにある「同じところをずっと回ってなんとなく風景に飽きる」ということもない
いつも見ている東京駅のちょっと違ったロケーションが楽しめるでしょう。

私自身東京駅はそこそこ使う人なんですが、「えっ!こことここのフロアつながってんの?!」となる場面が多くて普通に学びになりました。これから構内ショートカットが捗りそうです。

電車に乗る必要ない分全体的な移動時間は短いんですけれども、総移動距離はあんまり変わらないイメージ。
歩きやすい靴での参戦や、動きやすい装備を心がけたほうが良さそうです。特にヤエチカはめっちゃ歩きます。
やはり基本的に屋内での周遊になりますので天気に左右されないのは嬉しいですね。

謎の感想

用意されている3つのコースは物語のテイストや難易度も異なりますが、どれからはじめても良いので、面白そうと思ったものから始めても良いし、スタート地点が今いる場所から近いやつから始めても良い。

これはネタバレじゃないんですが、一番難易度の低いコースは最後の方にしたほうが良いかも
なぜなら途中で登場するとあるアイテムをずっと保持するのに、あのバッグはあまりにも心もとなすぎる
私は難易度順に遊んでしまったので、アレに大分気を持っていかれていました。


個人的に一番好きだったのはDAIMARUエリアを使った2番目に難しいコース。
今回の謎解きイベント全体のテーマを一番体現しているコースだと思いますし、序盤の違和感がちゃんとミステリーしているし、重要なポイントが後でちゃんと回収されるシークエンスも見事だったと思います。
デパートを使った縦の移動もそこそこ大変でしたが、それでも達成感は一番でした。


ちなみにギミックで一番楽しかったのは一番優しいコース
周遊謎としての魅力的なところを効果的に打ち出しています。目的地にいって設置された看板を見つけるのが周遊謎じゃないんだぞと教えてくれますね。


どのコースも歩いて解くフェーズと座って解くフェーズが分かれているので、適宜休憩や食事を挟みながら挑戦するのが良いと思います。
そんなときに東京駅はカフェやレストランがたくさんあるのですごく助かりますね。
飲食店のみならず、屋外にはテーブル付きのベンチがあったりするので座って謎を解くことには事欠かないでしょう。


そして3コース全てをクリアするといよいよ最後の戦いが幕を開けます。
ここからはどこにいても謎が解けるので、落ち着ける場所に移動してじっくりと解きましょう。私は家に帰りました。

近年のSCRAP周遊はラストに化け物工程の紙工作が挟まったりするので大事を取っての帰宅でしたが、そこまで構えなくても良かったのかも。東京ばな奈で祝杯を上げました。

おわりに

SCRAPが年末年始におくる大型イベント。
今年は趣向が変わりましたがそれでも変わらずのボリューム感でした。

実はいま東京駅ではもう一つ周遊謎解きが開催中。
あわせ技で濃密な1日が楽しめると思いますので、興味のある方はぜひ挑戦してみてください!