【謎解き感想】忘れ物探偵と消えた少女

全国150万人の”すぐに忘れものをしてしまう”皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回は現在販売されているオンライン謎
『忘れ物探偵と消えた少女』に挑戦してきました! 

【ストーリー】
現場に残された物から持ち主の特徴や
行動を推理する「忘れ物探偵」。
依頼者からあなたの元に届いたのは、 行方不明になった女子高校生、光が残した「忘れ物」だった。
「また会える? たしかめたいことがあるから」
そう言い残して少女は消えたという。
光はなぜ姿を消したのか? 行方を追うごとにその謎は深まっていく。
筆記用具やシワだらけのレシート、 町の地図、図書館の貸出カード........。 様々なアイテムを実際に手に取って調べ、
光の行方を突きとめろ! はたしてあなたはこの事件の真相にたどり着くことができるだろうか?



www.youtube.com


【プレイ方式】
タイプ :持ち帰り型
制限時間:無制限
人 数 :1人~(今回は1人で挑戦)

今回私は謎解きに成功しました!

個人的満足度★★★★★★★★☆☆ 8/10点 

≪一言≫
女子高生のカバンの中身覗いちゃお!(語弊)

ざっくり感想

自宅に届く証拠品を元に少女失踪事件の真相を解き明かす体験型ゲーム『忘れ物探偵と消えた少女』
本来であれば9月中旬以降に遊べる本キットですが、オンラインリアル脱出ゲームサマーフェスのチケット特典としてついていたので、少し早めにプレイできました。

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タイトルからして「なにかしらアイテムを調べて少女を見つけるんだろうな」と勝手に想像していたのですが、ふたを開けてみれば証拠品を調べるのはもちろんのこと、実際のSNSやWEBサイトを駆使して少女の行方を追う、”リアル”なミステリー作品に仕上がっていました。


実際見た人なら分かると思いますが、レシートや図書カードの再現度がえげつないですよね。
特にレシートは店名やロゴデザインが緻密に設計されており、実際にそんなお店があるのではと錯覚する程の出来栄え。


筆箱に入っているボールペンはどうみてもジェッ〇ストリームだったりして、この世界が私たちの世界と地続きであることを認識させ没入感を高めてくれます(筆箱にペグシルを常備しているJKが存在するのかは甚だ疑問だが)

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また、行方不明となった彼女の痕跡は世界の垣根を越えてこちらの世界まで波及していきます。
ネットやSNSに点在する情報を手掛かりに、事件の真相を暴いてやりましょう。
なにげなく書かれている一文が突破口となったりするので流し見は厳禁です。


ゲームをプレイするにはPCかスマホで特設サイトにアクセスする必要があります。
個人的には動画が見やすいPCでの参加をオススメします。ヒントとかも見やすいしね。


安楽椅子探偵である私たちの代わりに町中を駆け巡ってくれる助手や依頼人、その他物語の登場人物は全員フルボイス。
立ち絵も展開によって表情がコロコロと変わり、かなり贅沢な作り。

淡く柔らかいタッチで描かれる彼らの掛け合いはシリアスな物語の中でも明るさを忘れず安心感があります。
ときおり語られるとある親子の思い出でジーンとさせられたり、二転三転する「彼女の正体」に思いを巡らせたりと、エンタメ性の高いドラマを体験できるでしょう。


ストーリーがしっかりしているというのは嬉しい反面見なければいけない動画が多いという意味でもありまして。
1本あたり平均5分ぐらいある動画を十数本も見なければならないのは結構カロリーが高く、総プレイ時間の半分くらいは動画を見ていた時間でした。


そのためガシガシ謎解くぞ!という気持ちで挑むよりも登場人物となって物語を紡いでいくという意識で遊んだ感情移入もできてより楽しいと思います。 f:id:alfbds0954:20210914212132j:plain:w600

謎の感想

身もふたもない言い方をすれば、
一歩間違えればネットストーカーという手法で彼女の足取りを辿っていく手法は背徳感があって最高に楽しい
この感覚を味わいたいならかなりおススメできる作品です。




まぁ冗談はさておき、
物語がスタートした時点で私たちが知っている情報は、行方不明の少女の名前が光であることと高校生であることのみ。
手元にあるたくさんの証拠品やWebの情報をつぶさに観察し、次の情報への糸口を見つけていくのがこの謎の醍醐味になります。


特にレシートなどは一見すると買い物の記録でしかありませんが、とある部分に着目することで店を巡った順番が分かったり、彼女がお店でどのような行動をしたのかが理解出来たりと、普段何気なく見ているものにもかなりの情報が詰まっていることに改めて気づかされました。

個人的にはアナビの『サイフアーカイブ』と系統が似ているなと感じたり。あれも素晴らしい持ち帰り謎でした。


1つだけではどうにもならない情報も幾つかの要素を複合することでようやく見えてくる。そんな推理パズルのような謎も用意されているので、気になったことはどんどんメモをしていきましょう。
もしかすると思わぬ解決策になるかもしれません。


常識を疑えとSCRAPはよく言いますが、そんな固定観念を打ち砕く要素も満載。
視覚情報だけに頼るのではなく、己の肉体で使えるものはすべて使うぐらいの気概が大切です。


ちなみに本編クリア後にはとある「約束」に関するアフターストーリーが展開されるオマケ謎も用意されている神サービスっぷり。両方合わせて2.5時間ほど楽しみました。
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最初こそサマフェスの特典として認識していた『忘れ物探偵と消えた少女』でしたが、想像以上にツボに刺さる持ち帰り謎でした。シリーズものとしてぜひ続編を出してほしいですね。
興味のある方は、挑戦してみてください。きっと損はさせません。