全国150万人の”嘘が顔に出やすい”皆さまいかがお過ごしでしょうか。
鈴村リク (@alfbds0954) です。
今回はNoEscape謎解きオンラインショップで購入できるリモート謎解き
『秘密 石田智樹編 / 岸元洋平編』に挑戦しました!
【ストーリー】
ある日、郵便受けを覗くと一通の封筒が入っていた。
差出人は『あなた達の秘密を知る者』。
この封筒、誰が一体何のために…?
あれだけは絶対に誰にも知られてはいけない秘密だ――
秘密を共有する仲間にも同じような封筒が届いたという。
仲間達と互いに連絡を取りながら、各々の自宅で封筒を開けることを決心した。
…俺たちは何も悪くない。そう、あれは事故だったんだ。
【プレイ方式】
タイプ :リモート型
公演時間:無制限
人 数 :2名または1名
今回私は謎解きに成功しました!
個人的満足度★★★★★★★★☆☆ 8/10点
≪一言≫
この謎を解いたとき、あなたの知らない”秘密”が明かされる
ざっくり感想
多かれ少なかれ、人はだれしも心に秘密を抱えて生きているもの。
もしその秘密を知られてしまったら、あなたはどんな行動をとるのでしょうか。
今回挑戦した『秘密』は、新宿を中心にルーム型の謎解き空間を提供するNoEscapeが手掛けたリモート型の謎解き作品。
キットは物語の登場人物である石田智樹編と岸元洋平編に分かれており、
プレイヤーは用意されたLINEグループを用い、 別々の視点から互いの持つ情報を交換、補完をしながら謎解きを進めていきます。
イメージとしては、SCRAPの北と南で通信するゲームのような感じですね。
いつだったか忘れましたがTwitterでこの作品のツイートが流れてきたとき、そのあまりにも素晴らしいビジュアルに惹きつけられまして、ひとめ惚れに近い形で詳しいことも確認せずにキットを購入。
まるで上下巻で発売された小説の表紙のような装丁。一目見ただけで物語の持つ不穏さが読み取れます。
その後キットが到着して中身をよく見たらビックリ。なんと「2人で協力して謎を解け」と書いてあったのです。
ここまで完全に一人で解くものだと思っていたので、予期せぬ事態に滅茶苦茶焦りました。恋は盲目とはよく言ったものです。
というわけで一緒にチャレンジしてくれる相方を探そうとも思ったのですが、 封入物をチェックした時に作成したLINEグループに一人で遊ぶ時の進め方が記載されており、ほっと一安心。
すぐにでも遊びたかったので、一人で挑戦する事にしました。
全編を通して文字通りの“謎解き”要素は抑え目で、ストーリー性が強い印象 を受けます。
登場人物の「記憶の断片」が謎として出題され、それを解いていくことで石田智樹と岸元洋平の過去とそれを取り巻く人間関係が明らかになり、そしてすべてが1つの「秘密」へと帰着していく。
いくら過去を振り払おうとも、招いた因果からは逃れられない。そう作品から語り掛けられているようでした。
その世界観をより強固としているものが、各種アイテムのデザイン。
いわゆるアニメ調のものとは少し異なるイラスト(表情の細やかな違いが凄い! ) や、ラベルシールで住所が印字された封筒のある種のリアルさなど、徹底的に事実を再現することに振り切っています。
特に、とある人物が書いたであろう直筆のアレ……。もう本物でしょ!
それに対するお返しも悪い意味であるあるが詰まっており、サイテーすぎて最高です。
ここだけで5億点あげたい。
個人的にはこの手の日常の延長線上にあるアイテム系が出てくる謎が大好きなので、熱量をキープしたまま解き進められました。
謎の感想
一方で自身の不手際が招いた結果ですが、謎解きに関しては作品の醍醐味を100%楽しみつくしたとは言えなかったでしょう。やはりこれは2人で解いた方が絶対に面白い。
というのも、登場人物の過去を「思い出す」作業が中心の作品で、両側の記憶を持っている私はいわば神の存在であり、記憶を照らし合わせる作業は、決して思い出す作業の代替にはならないからです。
旧友との会話で起こる
「昔公園で遊んだ時に○○ちゃんのいたずらで近所のおじさんが怒ってたね~」
「えっ怒られたのって××ちゃんじゃなかったっけ?」
「そうだったかなぁ~。そういえば××ちゃん今どうしてるかな~」
みたいなやりとりに面白さと懐かしさを覚える人は、絶対に2人で遊ぶことをオススメします。
謎を解いていく過程で出した私たちの答えが積み重なり、最終的に一つの結末に辿り着く一連の流れは、ストーリーのテーマとも合致し、ラストには怒涛の展開が待ち受けています。
ただ、ストーリーはある種王道なので、勘の鋭い方なら展開が読めてしまう部分があるかもしれません。
ですがむしろその展開を待っていた! とさらに物語に没頭できるのではないでしょうか。
という感じでざっくりではありますが、NoEscapeの『秘密』についての感想でした。
個人的には、最初にビビッと来たインスピレーション通り、さまざまな感情渦まく良い持ち帰り謎でした。
サスペンスやスリラー物が好きなあなたにオススメです。
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