【謎解き感想】秘密の庭の品評会

全国150万人の”カップを持つときは思わず小指がたっちゃう”皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回は現在箱根強羅公園で開催されている
『秘密の庭の品評会』に挑戦してきました！　

【ストーリー】
あるところに、お花が大好きな一人の女の子がいました。
女の子が庭で水やりをしていると、
どこからともなくきれいなちょうちょがやってきました。

女の子は、ちょうちょを追いかけて森の中に入っていきましたが
森に迷い、帰り道がわからなくなってしまいました。

困っていると、風にのってバラの甘い香りがしました。
香りに誘われるまま森の奥へすすむと、石でできた大きな門を見つけました。
中をのぞくと、沢山の花で彩られた素敵な庭園が広がり、
テーブルでは動物たちがお茶会を楽しんでいました。

「今日は、年に一度のお茶の品評会の日なんだ。君はお茶は好きかい？」

こうして女の子は、キツネさんと一緒にお茶の品評会に参加することになりました。

【プレイ方式】
タイプ：周遊型
制限時間：無制限(最終報告は16:30まで)
人　数　：１人～(今回は2人で挑戦)

個人的満足度★★★★★★★☆☆☆　7/10点　

≪一言≫
庭園での楽しい品評会。多面的な考え方(と手先の器用さ)が求められます

ざっくり感想

箱根湯本駅から電車で40分ほどの場所にある強羅公園。
日本最古のフランス式整型庭園であるこの場所は、桜やつつじ、紫陽花どの四季折々の植物が楽しめるほか、大型のサンルーム内には熱帯植物館もあり、箱根に観光に来たなら先ずは押さえておきたいスポットです。
前回箱根に訪れた際に、1日目に遊んだのが星の王子さまミュージアムの謎解きで、2日目に遊んだのがこちらの周遊謎でした。

www.rdbgjunction.com

主人公である女の子がひょんなことからしゃべる動物たちのいる不思議な品評会へ参加することとなり、そこで自分なりの特別な一杯を見つけていくお話が展開されます。

タカラッシュの箱根周遊謎は全部で3つありましたが、どれも不思議な世界で自分を見つめなおすようなストーリーで素敵。
箱根という緑に囲まれた非日常な空間が作風ととてもマッチしていると思います。

こちらのキットは公園内のお土産ショップで購入が可能。
ただ、公式の想定所要時間の関係で買えるのは14時までと区切りがありますので参加される方は注意です。

舞台の強羅公園は非常に広く、また高低差のある立地が周遊謎としての難易度を上げていきます。
履きなれた靴はもちろんのこと、動きやすい服装で挑戦するのが良いでしょう。
それを差し引いても色とりどりの花には目を見張るものがありますし、庭園の中央にある噴水エリアにはベンチもありますので休憩しつつ噴水に癒やされながら遊ぶのがおすすめかもしれません。
私が参加したときはタイミングが悪く途中で雨が降っていたので相応にきつかったです。

そんな中でも良かったのが熱帯植物館。
少し肌寒い3月中旬の気温に心が折れかけている自分を鼓舞するかのようにじんわりと温かいこの空間。あまりの居心地の良さにほぼ中継拠点としてなにかあれば戻っていました。

誇張なく超巨大なカブトムシのオブジェが最高

加えて個人的に良かったと思うのは、謎を解く過程でちゃんとお茶に関する知識が入ってくるところ。
和洋に関わらずお茶の種類や摘んだ葉が茶葉になる過程、そして茶請けとしてのお菓子についてなど、知っているようで知らないトリビアを補完してくれるのです。

謎解きで得た知識って後々になっても記憶に残るんですよね～。

謎の感想

『秘密の庭の品評会』はロングラン公演ということもあり、近年の周遊謎では見られなくなりつつある細かい作業が伴う謎が盛りだくさん。
私はシールを貼ったり紙を折ったりする謎が苦手だけどとても好きなので、めちゃくちゃ楽しみながら挑戦していました。ベンチはたくさんありますからね。ちょっとくらいの作業は問題ないでしょう。

特別な一杯を極めるため、様々な茶葉やハーブを探していく私たち。
それを案内する動物は意外なところに潜んでいるので探索力も大事でした。
序盤は特に動物たちが点在しているので、効率の良いルートどりが大事かもしれません。

私は朝一の9時からゲームをスタートしたのですが、途中ガラス細工体験を挟んだ関係もあって14時ぐらいまでかかってしまいました。実質のプレイ時間は3時間くらいだったと思います。

個人的に難しかったのはやはり５章。
多次元的な思考が必要になる場面で一見すると難解な指示文が襲いかかるため、自分の中に落とし込むのに苦労しました。
その分頭の中のロジックが結実した瞬間の達成感はとても高かった。

ラストキーワードのあっさりした感じも含めて爽やかな余韻が残る公演でしたね。