全国150万人の” 10年続けているものがある”皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。
今回は2/24・25・26に秋葉原で開催されていたイベント
NEXT』に挑戦してきました!
【概要】
Welcome to 10th Anniv Ceremony
皆さま、本日はAnotherVision10周年記念セレモニーへお越しいただき誠にありがとうございます
【プレイ方式】
タイプ :ホール型
所要時間:200分
人 数 :4人1チーム
個人的満足度★★★★★★★★☆☆ 8/10点
≪一言≫
AnotherVision10周年を祝うまさに式典といえる公演。 えっ…劇場版?
ざっくり感想
「世界に謎を仕掛けます。」をキャッチコピーに今も破竹の勢いで公演やメディアミックスを行っている東京大学謎解き制作集団AnotherVision。
私がAnotherVisionを初めて知ったのが2017年のニブンノイチマッチ。
無機質でディストピア感のあるハードな世界観と、まるで試験を受けているかのようなシビアな謎解きに心を鷲掴みにされたことを今でも覚えています。
AnotherVisionが商業的な謎解き制作団体と大きく異なるのは彼らメンバーの大半が大学生であること。
そのため謎解きにおいて天才的な才能を発揮する人がいたとしても、数年で卒業してしまうのです。ここ数年の公演は私が初めてアナビに受けた印象とは少しずつ変わってきています。
しかしアナビの素晴らしい部分も同じで、先輩から受け継いできたノウハウを大切にしつつも、新しい切り口を常に探究し公演に活かしているところ。
ここまではっきり変化を実感できる団体も早々ないんですよね。参加者としても次にどんなタイプの公演が来るのか常にワクワクできるのは本当に楽しい。
『NEXT』はそんな彼らのこれまでの10年間の集大成であり、次の発展へ向けた記念碑的な作品なのです。
もうネタバレして良い部分なのですが、『NEXT』の作成にあたり、歴代AnotherVisionのOBOGが謎解き制作・会場運営スタッフとして集結。
現役生たちと一緒になってこの公演を作り上げています。
あにはからんやこんな展開が待っていたとは。劇場版かよ。
特にOP・EDを含めたBGMは絶品の一言。個人的にはこのフューチャーベースっぽいテイストの曲が一番好きだったので、スタッフロールを見て心のなかで拍手していました。
記念公演という言葉にぴったりな、発想の勝利と言うか、みんなが見たかった座組が見れた気がしますね。
10周年のロゴ。色んな思いが詰まってる
謎の感想
こちらもネタバレが解禁されておりますが、『NEXT』では9つのステージが用意されていました。
公演時間全体でも200分しかないため、戦略性も必要でしたし相当なハード戦いだったことは間違いないでしょう。
というか公演時間が200分というのはかなりの異常事態。
最近観たRRRですら180分ですからね。もはや謎解き以前に膀胱が持つのかといった面持ちで謎と向き合っていましたね(結果トイレ系はなんとかなりました)
「NEPAリーグ」や「OFFTOON」、「キルトリビルド」など、どこかで聞いたことの有りそうなタイトルやビジュアルがもりだくさん。
また解く手法に関してもパズル、論理、言語、ヒラメキ等まるでセレモニー会場で食べるビュッフェのようにバラエティに富んだ謎が楽しめました。シェフの一言コメントも有りましたしね。
具体的なことは言えないのであれですが、私のチームは序盤からかなり手こずりまして、スタッフのお姉さんに手取り足取り教わりながらなんとかこなしていた感じです。
ステージはほぼ独立していて運営側としても管理が大変そうな気がしましたが、そこはアナビの得意分野である人海戦術を総動員。
あのテーブル数、箱の数でもほとんどストレスなく楽しめた気がします。
ただ、公演の構成上仕方ないのですが各ステージの独立性が際立ちすぎてストーリー的な魅力ちょっと弱め。
キャストと呼べる人が少なく、あくまでスタッフという立場の人が多かったのもその一因だったかもしれません。
終盤までなんとかたどり着き、ラストの答えはわかっていたものの、そこにたどり着くまでの手段が思いつかずタイムアップ後に気づくという、久しぶりのあと1分時間があれば、、、を体験しました。
記念公演系は結構強い自覚があっただけにこの失敗は結構悔しいものでした。
そのテンションをふっとばしてくれたのはEDのスタッフロールでしたね。最高。
おわりに
大きな会場で、沢山の人の手によって作られた集大成とも言える公演『NEXT』。
AnotherVision10周年を祝うにぴったりなイベントだったと思います。
彼らの歩みを陰ながら応援していた一人として万感の思いでいっぱいです。
次からの10年、そしてその先が今から楽しみです。
ちなみに購入したコンプリートガイドの内容の濃さに、帰宅後震えたのは内緒だ。
コンプリートガイド、初手から震えてる…アナビは満漢全席喰わせようとしてる#アナビネクスト
— 鈴村 リク (@alfbds0954) 2023年2月25日