全国150万人の”潮風にノスタルジーを感じてしまう”皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。
今回は現在横浜エリアで開催されている
『横浜謎解き街歩き』に挑戦してきました!
【ストーリー】
あなたは横浜と聞いて、どんな街を想像しますか?
夜景が綺麗なデートスポット?
中華街が賑わう観光地?
はたまた、海が近いオシャレな港町?
どれも正解です。
では、どのようにこの街ができていったかをご存じですか?
これは、少し難しい質問でしたでしょうか。
この度は、あなたのために
横浜の魅力を知ることができる“旅”をご用意いたしました。
横浜の名所を知り、歴史を学び、
あなただけの計画プランで街を巡っていただきます。
その先であなたは数々の謎や横浜の美しい景色に出会い、
最後にはきっとこの街を好きになるでしょう。
それでは、あなたと横浜でお会いできるのを、お待ちしております。
【プレイ方式】
タイプ :周遊型
制限時間:無し(プレイ時間は4時間ほど)
人 数 :1人~(今回は2人で挑戦)
個人的満足度★★★★★★★★☆☆ 8/10点
≪一言≫
観光と謎解きを両立させた大ボリュームの公演。自由な気持ちでさぁ歩こう
ざっくり感想
あなたの知っている街の知らない顔を垣間見れる公演街歩きシリーズの最新作。
今回はついに都内を飛び出し、舞台は様々な文化が混ざり合う横浜へ。
海を臨むこの街の成り立ちを学びながら散策し、そして謎を解き、時には食事や雑貨屋へ寄り道も。そんな自由で魅力たっぷりな街歩きが楽しめます。
わたしは過去に下北沢の街歩きを体験しており、他にもいろんな周遊謎を体験していますが、『横浜謎解き街歩き』はこれまでの周遊謎とは一線を画す素晴らしい街ブラ系謎解きでした。
この公演の魅力はなんと言ってもその自由度。
これまでの公演、特にSCRAPの開催する公演は謎を解く中でコラム的に立ち寄れるスポットをおススメしていました。
そこがたとえ良いスポットだとしても、自分の趣味嗜好と合わない場所を紹介されたとしたら行く可能性って少ないですよね。
ということでSCRAP逆転の発想を思いつきます。
おススメスポットに人が行かないのならば、色んなところに謎を仕込んで自分の興味ある場所に行ってもらえばばいいのだと。
『横浜謎解き街歩き』の序盤で出題される小謎は、そんな選択の自由があるとても素晴らしいシステムになっていました。
選択肢もあえて直接的な名称を指定せず、キャッチフレーズやこちらのインスピレーションを刺激する文章で書かれているので思わず全部の場所を確認してみたくなりましたよ。
中華街を中心に観光名所も多い横浜エリアですから、かなり観光に寄ったスタイルの謎解きになっているのは事実。
純粋に謎解きだけを楽しみたいと思う方には結構ノイズが多いかもしれません。
公式が発表しているプレイ時間は移動時間含めて3~4時間とのことでしたが、遊んでいるとあっという間に4~5時間過ぎているので、次の予定がある人は時間に余裕を持った挑戦をおススメします。
あと絶対に履きなれた靴で挑戦してください。
横浜だしせっかくだからオシャレ&おろしたての靴で行きたい気持ちもわかりますが、油断していると翌日踵がなくなっていることでしょう。それぐらい歩く。
終わり間際の景色と秋の夕暮れの気配がなんとも心地よかったです。
謎の感想
これまで観光メインみたいなノリで感想を書いてきたんですけれども謎の方もかなりすごい。
様々なスポットへ案内される序盤の謎郡は、いわゆる一枚謎のような形で小粒ながらしっかりとした味わいがあり、その場所へ行かないまでも全部解き切っても良いくらいのクオリティ。
個人的にはウサギのイラストが描いてある謎が好き。
中盤以降は街歩き要素もそこそこに座ってじっくり取り組むタイプにシフトチェンジ。
そこからは怒涛の紙謎が楽しめます。
解くと絶対に無理やろみたいな指示が出てきて一旦頭が混乱するんですが、素直に従うと本当に凄いことが起こります。冊子って2次元じゃなかったのか。
しかもそれが今回のテーマにめちゃくちゃ合ってるんでしょね。
いったいどうやったらこんなことを思いつくのだろうか。イメージでサイコロの展開図すら作れないわたしには到底できない所業です。制作者の頭の中を覗いてみたい。
ラストの総力戦は圧巻の一言。
めちゃくちゃ苦労しましたけど、それに見合ったエンディングが迎えられたと思います。
自分の膝をテーブル代わりに挑む猛者もいると思いますが、素直にカフェやファミレスで挑戦するのがおススメです。
おわりに
そんな感じで横浜の街を存分に堪能できる『横浜謎解き街歩き』の感想でした。
頭も体もたっぷり使う、とてもボリューミーな公演だったと思います。
いつもと少し違う横浜を楽しみたいならぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
ちなみにわたしはこの公演で頭と体を酷使したのち、探偵となってランドマークタワーの事件を解決しに行くのですが、それはまた別のお話。