全国150万人の”M-78星雲からやってきた”皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。
今回は先週末に高田馬場で開催されていた
『Re:mind』に挑戦してきました!
【ストーリー】
「あなたは死にました」
怠慢な天使は告げた。
あなたはある1人の男性
目を覚ますとそこは無限に広がる闇の中だった。
これはあなたの大事な選択の物語。
運命を変える60分が、今始まる
【プレイ方式】
タイプ :ホール型
制限時間:60分
人 数 :4人1チーム
個人的満足度★★★★★★★☆☆☆ 7/10点
≪一言≫
設定は好みで謎解きも良かったものの…
ざっくり感想
8月20・21日に開催されたK2 復刻祭2022内で3年ぶりに復刻された公演『Re:mind』。
開催1日目の最終公演に参加してきました。
これまでK-dush2の公演はさいたまスーパーアリーナで行われていた『ドルアーガの塔』のエクストラコンテンツしかなく、本当の意味でのK-dush2を体験していなかったのでこの機会に遊べたのは本当に良かったと思います。
ちなみに今回開催されたK2 復刻祭2022では、他にも『White Box』と『COLOR』という2種類の公演がありましたが、時間の関係で参加できず・・・いつかの未来に楽しみを取っておくことになりました。
さて今回挑戦した『Re:mind』。
まず目を引くのはそのビジュアルですね。
無数の光の柱とそれに向かい合う1人の男。足元の迷路はこれから先の混迷を表しているかのよう。
奥に浮かぶ玉は導きの光となるのか…なんともそそられるものがあります。
キャプションには「これはあなたが人の気持ちに触れ、人生の選択をする体験型謎解きゲームです」との文章が。体験した後ですが、間違いなく人の人生を動かすことになりました。
人生における様々な選択をそっと後押ししたり、軌道修正したり。この公演では色んな形で人の思いを汲み取る作業がありました。
また、簡単には言い表せない気持ちを視覚的に表現する謎のデザインは良く練られているなと感心しましたね。
モチーフにされた出来事の影響もあって公演全体のトーンは抑えられており、いわゆるわちゃわちゃ感は低いかもしれませんが、その分後半にかけて判明する真実とその先にあるエモーショナルな展開はこの公演ならではの味わいがあったのではないでしょうか。
謎の感想
こんな感じでストーリーややりたい事はビシビシ伝わったところではあったんですが、個人的に惜しいなと思うところも正直ありまして。
まずは人の気持ちを変えた影響をあまり参加者が実感できないところ。
もちろん謎を解いて気持ちが変わったことは分かるんですが、スタッフさんに「気持ちが変わりました」と言われるだけで、視覚的な実感が薄めだったと思います。
加えて今解いている謎の目的が(私的には)フワッとしていると感じてしまって、とりあえず目の前の謎を解き進めていくみたいな状況が多かったです。
こういう時って大体なにか重大なものを見落としていて失敗するんですが、今回はチーム全員がそのような状況になってもクリアしてしまったので、ソロ凸勢の力を見せつけれた気がします。
3年培われた謎解き好きの地力の高さがうかがえます。
もう1つはストーリーシートや小謎をはじめとする紙類の大きさ。
出された紙類のほとんどがA6かB6ぐらいの大きさで、4人掛けのテーブルで読み込むには少し小さい印象。
あまり動かないゲームだったのも含めてなんだかスケールの小ささを感じました。
全体的に持ち帰り謎っぽい雰囲気もありましたね。
とは言え全体的にウェルメイドなのは間違いなく、特に最後の部分は相当に痺れました。
冷静に考えると普通のことをしているだけなんですが、そこにストーリーが加わることで意味のあるものに変わっていく。達成感のあるラストでした。
私が参加した回は4チーム中3チームが成功していました。やはりすごい。
おわりに
本当は全ての公演に参加したかったK2 復刻祭2022。
『Re:mind』を遊べたことで、K2の一端にようやく触れられたような気がします。
個人的にはまだまだ未知数の団体なので、これからも情報収取していきたいと思います!