全国150万人の”家にお手伝いさんを雇っている”皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。
今回は現在よだかのレコードドラマチックホールで開催されている
『園崎家の暴いてはいけない秘密』に挑戦してきました!
【ストーリー】
雛見沢がまだ鬼ヶ淵村と呼ばれていた頃からの旧家である、園崎家。
明治以降、貧困に陥った雛見沢を、園崎家は大きな資金で援助した。
そして、時は流れ、昭和58年6月。
園崎家は隣町の興宮まで大きく勢力を伸ばし、
雛見沢復興の名士として讃えられた。
そんな名誉ある園崎本家に新しく住み込みの世話係として入ったのがあなた達。
しかしこの家には、誰もが口を閉ざすような、
おそろしい秘密が隠されているようだ。
【プレイ方式】
タイプ :ホール型
公演時間:120分
人 数 :4人1チーム
今回私は謎解きに成功しました!
個人的満足度★★★★★★★★☆☆ 8/10点
≪一言≫
遂にリベンジ成功!この温度差がひぐらしらしさ
ざっくり感想
よだかのレコードが送るひぐらしのなく頃にコラボレーション謎第3弾。
今回はひぐらしレギュラーメンバー随一のギャップ萌え的魅力を持つ園崎魅音とその双子の”妹”詩音を中心に、園崎家の暴いてはいけない秘密に迫っていきます。
ひぐらし謎はこれまでも『雛見沢脱出計画』、『古手梨花暗殺計画』と2作品が開催されていて私は両方とも参加経験ありなわけですが、雛見沢症候群L5が発症するぐらいの、それはそれは極悪な難易度だったのでいつもギリギリのところで失敗していました。
理由としてはよだかのレコード最高レベルといえる謎の物量と、膨大な整理しなければならない情報の量。この2点がとにかくエグかった。
成功できたのはその両方を奇跡的な塩梅で捌き切れた、まさに運命を切り開いたチームのみが手に入れる栄光だと思っていたんです。
同一シリーズで2連敗は流石に悔しいので、『園崎家の暴いてはいけない秘密』では2作目と同じメンバーで挑みました。いざ雪辱晴らし。
会場は大久保にあるドラマチックホール。
地下に降りるこの会場は、陰鬱な背景を持つこの作品にはぴったり。
園崎本家に新しく入った世話係候補生という原作を知っていたら絶対になりたくないポジションがストーリーにおける私達の立ち位置。
主要キャラである魅音と詩音は仲は良くしてくれるけれども雇い主側。
これまでの公演とはまた違うポジションでのストーリー展開は新鮮でした。
詳しくは言えませんが、あくまで園崎家からみた”ひぐらしのなく頃に”の1ページのような感じで、不思議な感覚を覚えます。まぁ、途中からいつもの濃度が一気に濃くなるんですけどね!
ひぐらし側の登場キャラは魅音・詩音が中心で残念ながら全員集合とはいかないものの細かな所で色んなキャラが顔見せをしてくれるし、フルボイスでこちらと掛け合いをしてくれるので臨場感は有りました。
特に後半は怒涛の展開で、本当にホール型公演として定義してよいのかと悩むぐらい贅沢な会場使いがされていました。
ドラマチックホールの地の利を存分に生かした形になっていましたね。
そして日常の裏でひたひたと不穏の足音が近づいてくるのがとてもひぐらしっぽい 。
ある意味温度感の振り幅というか、平穏が壊れてからのジェットコースターみたいなスリラー展開の再現度は今回が一番だったんではないでしょうか。
謎の感想
正直言ってしまうと、これまでのひぐらし謎と比べるとその難易度はぐっと抑えめになっていました。
でもそれはぶっちゃけ以前までのが難易度が高すぎただけ。160キロの剛速球をしばらく見た後の120キロストレートぐらいなんですよ。『園崎家の暴いてはいけない秘密』も十分歯ごたえある謎解きだと思います。
通常のホール型のような単純な小謎を解くのではなく、見習い世話係という設定を活かしたタイプの謎解きが多く出題され、演出も合わさり解いていてとても楽しい。
特にチェックポイントごとに自己肯定感が高まるような仕組みが導入されていてモチベーションが下がらない工夫がされていました。こういう小さいことをコツコツやるのが好きなんですよね。
情報の多さは相変わらずですが、ポイントポイントに集約されているとの整理がしやすくなっているからか「今どんな状況だっけ?」謎解きで詰まることはなかったと思います。
個人的には後半のメインパートがすごく好き。シチュエーション的にもぐっと引き締まる部分でした。
実際に目の当たりにする絶望的な状況。まさにクライマックス。
限られた状況ですが、そこから最適な手段をひねり出していくシークエンスはぜひとも体験してもらいたいですね。
ラストは全員のひらめきが合わさり見事完全勝利を獲得することができましたやったー!
長年のリベンジをようやく達成できました。
おわりに
シリーズ3作目となった『園崎家の暴いてはいけない秘密』。
勝利したのもありますが、シリーズの中で一番好きな作品となりました。
季節もちょうど良いですし、興味のある方は昭和58年の雛見沢に足を運んでみてはいかがでしょうか。