全国150万人の”暗い穴にはまっている”皆さまいかがお過ごしでしょうか。
鈴村リク (@alfbds0954) です。
今回は先日までドラマチックホールで開催されていた
『DARK-絶体絶命からの脱出-』の感想です。
【ゲーム概要】
好奇心から村のハズレにある廃墟に忍び込もうと考えたアナタ達
決行の夜がやってきた。誰にもバレないように、闇にまぎれ廃墟へと向かう
しかし、その途中......!!
アナタ達は足を滑らせ、深い穴へと落ちてしまった
落下した衝撃で足はうまく動かない
“無理をせず救助が来るのを待とう”
そう思いながら助けを待った
そして、長い時間がたった
依然穴の中は真っ暗なままで誰もこない
このまま穴の中で全てを終えてしまうのだろうか
光が届かない、深く真っ暗な穴に落ちてしまったアナタ達
残された体力は残りわずか
絶体絶命の状況から脱出を目指せ!
【プレイ方式】
タイプ :特殊型
制限時間:60分
人 数 :4人1チーム
今回私は謎解きに失敗しました!
個人的満足度★★★★★★★★☆☆ 8/10点
≪一言≫
その場所はこれまで感じたことないほどに暗く、深かった
ざっくり感想
2021年の春初演の公演が早くも帰ってきました。
公演当時からその評判は高く、チケットも続々完売していたので、その熱冷めやらぬ内の再演は本当にありがたいところ。
会場は大久保駅からちょっといったところにあるドラマチックホール。
地下1階にある本会場は、落とし穴に落ちてしまった今回のシチュエーションにピッタリだと思います。
また、当日雨が降っていたからなのか演出なのかは分かりませんが、入り口のドアが閉じられており、なおかつスリガラスが布で目隠しをされていたので階段を下りる時点でもう暗い。
導入から雰囲気を重視していることが伝わります。
通常のホール公演と異なり、硬質ダンボールで仕切られたブースのような場所が各チームに割り当てられ、外界とは完全にシャットアウトされた状態での挑戦。
ブース自体もおよそ縦横2メートルほどの大きさで、大人4人が入るともう十分って感じ。
そこにとある仕掛けが加わることで自分たちが落ちてしまった”穴”という状況に説得力が出てくるなど、なかなか見られないシチュエーションにワクワクが止まりませんでした。
ただプレイ中は本当に暗いので暗闇が苦手な人はダメかもしれません。
一応微量ながらフォローが入っていますけど、基本的に目の前5㎝も見えないです。
プレイ中思い出されたのがダイアログインザダークというワークショップ。
10年ほど前に体験させていただいたものですが、暗闇の中でアテンドの声を頼りに歩き、触れたものの手触りを楽しみ、他者との対話に心を研ぎ澄ます。そんな体験でした。
DARKは会場を歩き回ったりはしませんが、自分の触れたものの感触を説明する時にいつもより慎重に言葉を選んだりする点は共通していたかなと思いましたね。
謎の感想
暗闇の中で繰り出される謎たち。
もちろん視覚的な情報はかなり抑えめなんですけど、むしろ逆に豊かだったんですよね。
ミッションはベタでもそこまでのアプローチが本当に多彩で、「次はこうきたか!」とこちらを唸らせるものが多く 、プレイヤーの想像力で謎の真意を読み取って現状を突破する感じが非常に楽しかった。
また、詰まってしまった場合のヒントも今回は特殊。
具体的には言えませんが、一気に情報量が増えてかなりに簡単になると思います。
だからこそ使いたくないので、とても頑張りましたよ。
そんな感じで順調に進んでいたものの、ラス謎で急ブレーキ。
やるべきことは分かるのにそれをどう表現して良いのかが分からず、ずーっと悩んでいるうちに時間切れになってしまいました。
解説を聞いたらあーそういうことかと。超絶難しいわけではないが、いけそうでいけない感が絶妙の難易度。
思考が闇にとらわれてしまった私たちは、見事にやられましたね。
私たちの回で成功したのはわずか1チーム。これクリアできていたら痛快だったなーと悔しさをにじませつつ会場を後にしました。
まとめ
正直こちらの想像以上の暗闇に閉じ込められた『DARK-絶体絶命からの脱出-』の感想でした。
言葉通り手探り状態で遊ぶ本公演は、普段謎解き公演ともちょっと違うシチュエーションで新鮮な気持ちで楽しめると思います。
興味のある方は、次の再演を狙ってみてはいかがでしょうか。
それでは。