【謎解き感想】カリトルリドル

全国150万人の”農家”の皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回は2日間限定で開催されていたオンライン公演 『カリトルリドル』の感想です! 

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【ストーリー】
そこは“謎”の農場。並び立つ謎の数々を、君たちはどこまで刈り取れるか!?


【プレイ方式】
タイプ :オンライン型
制限時間:60分
人 数 :4人1チーム

今回私は謎解きに成功しました!

個人的満足度★★★★★★★☆☆☆ 7/10点 

≪一言≫
チケット争奪戦を制したものだけが足を踏み入れられる”謎農園”。謎を浴びるほど解きたい人におススメ

ざっくり感想

2021年4月11日


とある謎解き公演の告知がされました。


それは東京大学謎解き制作集団AnotherVision『カリトルリドル』

久々のアナビ新作公演に全国の謎解き野郎たちは歓喜し、ボルテージは最高潮。
新たな腕試しの登場に、肩をブンブン回しながら詳細を確認した方も多かったと思います。

そしてそこに書かれていたのは
・ZOOMを使ったオンライン公演
・開催日は2日間3回まわしの計6公演
・各回参加は2チームのみ
・チケットはグループチケットのみ。ばら売りは無し

というものでした。


誰もが思ったことでしょう。



AnotherVisionの公演は期待度が高く、チケットが発売されるとすぐに売り切れるなんて現象は日常茶飯事。
これはアナビが私たちの期待にしっかり応えてきた実績でもあります。
それを踏まえてみても、ここまで参加者が限定される公演を私は知りません


誰もが当日おこるチケット争奪戦を想像していました。


そんな中友人からのお誘いを受け、とりあえず参加を表明。
招待されたLINEグループにはすでに3人集まっており、猛者のフットワークの軽さと執念を感じました。
そのままチケット獲得へ向けた作戦会議を行い一旦お開き。


そして迎えた4月16日の21:00


友人がなんとかこの争奪戦を制してくれました、私たちのグループは“謎”の農場への挑戦権を獲得したのです。その間実に15秒ほど
ちなみに私はカード情報をまごまご入れていたので貢献できませんでしたよ。


そんな感じで、公演前から私たちにドキドキとハラハラを提供してくれた公演『カリトルリドル』です が、 ”謎”そのものに焦点を当てたコンセプト一点突破型公演といった印象でした。

とにかく謎をどんどん刈り取りたい。刈り取った謎を自分の栄養としたい。
そんな方にピッタリな公演だったと思います。

物語の冒頭で登場するとある植物の存在とAnotherVisionのコンセプトがまさかここで繋がってくるとは…なかなかにコメディが効いていて良かったですね。

謎の感想

今回はオンライン公演ということでZOOMを使うのはもちろん、他にスマホを使用したデバイス2台プレイが必須でした。
それはとあるギミックを使用するために必要だったのですが、この仕様が遊んでいて面白く「これはどう?じゃあこれは?」と使いたくなる要素が満載。


そしてそれを実現してくれるシステム(a.k.aスタッフ)の反応も素晴らしかった と思います。
いいデジタルとアナログの解け具合でしたねー。


一方で物語は非常にシンプル。リドルをたくさん刈り取るのです。
苦手な分野の謎やヒラメキ系もたくさん出てきたんですけど、チーム内で押し付け合いながらどんどんと解き進めていきます。


ゲーム後に司会の方におススメされた相関図を使った謎は、本当にクソ謎で好きでした(褒めてます)。
個人的には2本のアレが両側にたっている謎が好きです。


といった感じで、個々の謎解きは楽しかったものの、 全体を通して考えると展開の起伏が乏しく、ラス謎もある程度の時点で予想がついてしまったのがちょっぴり残念でした。
同じ高度を維持したまま飛行を続け、最後も標高の高い場所に軟着地した感じでゲームが終わりました。

難易度もこれまでのアナビ公演を考えると低かったのではないでしょうか。
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完全クリア!


ゲーム終了後、チームメイトが「ナゾガクに来て遊んでいるみたいだった」と感想を言っていて、とても腑に落ちました。なんだか今回の公演はコンセプチュアルで粗挽きで、けれどもみんなでワイワイ楽しめる、そんな柔らかな喧噪に包まれた催し だった気がします。


もし次回カリトルリドル2があったとすればもっと素晴らしいものになるだろう、という予言を残しつつ、本日の感想を終わりたいと思います。


ちなみに5月15.16日に開催される東京大学の五月祭で【新作持ち帰り謎のオンライン販売】があるようです。

去年の『アケ_テ』みたいに素晴らしい作品に出会えるといいなー。

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