全国150万人の”視力が2.0ある”皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。
今回はゲームマーケット2020秋で開催されていた
『ドラマチック謎解きゲーム×ゲームマーケット「MYSTERY OF GAMEMARKET 2000→2020」』の感想です!
【ストーリー】
あなたが迷い込んだのは、西暦2000年のゲームマーケット。
そこにはボードゲームやカードゲームに秘められた暗号やパズル、そして物語が隠されていた!
ゲームマーケット20年の歴史をたどり、謎を解きあかせ!
【プレイ方式】
タイプ :周遊型
制限時間:無制限
人 数 :1人~(今回は4人で挑戦)
今回私は謎解きに成功しました!
個人的満足度★★★★★★★☆☆☆ 7/10点
≪一言≫
ゲムマ20周年を振り返る体験。なんだかグッときました
ざっくり感想
つらつらとゲームマーケットの感想を書いてきましたが、今日でラストです。
今回はゲームマーケット中に開催されていた謎解き公演、『ドラマチック謎解きゲーム×ゲームマーケット「MYSTERY OF GAMEMARKET 2000→2020」』について。
こちらは本来2020年春に行われるべき公演だったのですが、ゲムマ自体が中止となってしまったので秋に延期となりました。
普通ならここで題材が変わってしまうこともあったと思うのですが、今回ばかりはそうはいきません。
なぜならこの公演が、ゲームマーケット20周年をお祝いするいわばメモリアル的な作品 だから。
会場で購入したキットをめくると、目に飛び込んでくるのはゲームマーケットが初めて開催された2000年のパンフレット。
この時は出展数が32サークル、参加者400人。今のゲムマしか知らない私にとっては、にわかには信じられません。
こちらが2000年、2001年のカタログの画像(共にゲムマ特設ページからの引用)
色の塗り方に時代を感じますね。右のメイドさん風のキャラクター、シュピレッタ嬢のデザインは、今回のキービジュアルにも登場しています。
そんな感じで 謎を解くたびにゲームマーケットの変遷と当時の状況を知ることができるため、20年物間連綿とつながれてきた歴史の最先端に今立っているのだなぁと少しグッときてしまいまいた。
カンダパンセからビッグサイトですからね。すげぇや。
加えて後編はよだかのレコードが手掛ける『ドラマチック謎解きゲーム×ゲームマーケット』シリーズの歴史もばっちり振り返れます。
そもそも私がゲームマーケットを訪れるようになったきっかけが、よだかのレコードがコミケみたいな場所で謎解きやっているから行きたいと思ったからなんですよね。
その時にやった公演がティンダロスの迷宮だったんですが、謎を解きながらも会場のいろんな場所に目移りしてしまって、昼休憩を挟みながら遊んだ記憶があります。
結局買うつもりがなかったゲームを買ったりして、そこから私のボドゲ人生が始まったといっても過言ではありません。ありがとう、よだかのレコード。
謎の感想
『ドラマチック謎解きゲーム×ゲームマーケット』シリーズは毎回価格が500円。びっくりするほど安い上にボリューム感たっぷりと学生街の食堂みたいなスタンスで提供されます。
しかし今回はチケット制による会場の滞在に制限時間があり、ゲームを見て謎を解いて…あまりにも短い時間です。会場で解けきれるかは正直微妙なラインだなと思っていました。
そこで今回は謎解きを大きく前半と後半に分け、後半は進行をLINEで行うことで会場から出ても継続して遊べるように工夫がなされていました。
採算度外視のサービス精神には敬服するしかありません。
また出題される謎の端々にボードゲームの要素がさりげなく仕込まれており、ゲムマ20周年のメモリアルにふさわしい仕上がりになっています。
個人的にはナゾ9が好み。自分だったらもっと効率的に伝えられるのでは…?と思って考えてみましたが駄目でした。
全ての謎を解き終えた時、胸に残ったはこれまでの「日常」がいかに大切なものであったか。そして、これからも希望を捨てず前を向いていこう。そんな気持ちでした。
そんなメッセージを私たちに伝えてくれた 「MYSTERY OF GAMEMARKET 2000→2020」は、そんな”節目”にピッタリな公演でした。