【ボードゲームレビュー】『ガムトーク』オチがなくてもいいじゃない

全国150万人の”ついつい雑談で天気の話をしてしまう"皆さまいかがお過ごしでしょうか。
鈴村リク (@alfbds0954) です。


今回はポケットに忍ばせておくだけで無限に会話の口火を切れるそんな夢のようなコミュニケーションゲームの紹介です。


『ガムトーク』

カードゲーム ガムトーク

【ゲーム概要】
サラバ沈黙ヨウコソ話題

【プレイ環境】
人数:2人~
時間:飽きるまで
年齢:特になし


≪一言≫
肩ひじ張らずにちょっと話さない?

ざっくりプレイ方法

1. 話し手は適当なカードを箱から1枚引く
2.箱の中の一番上のカードに書かれた数字を見る
3.数字に該当したお題の話をする
4.話がひと段落したら聞き手は「いい話や」と言って次の人へ

360種類のトークテーマを使っていっぱい話そう

『ガムトーク』は引いたカードに書かれている指定されたお題について話をするゲーム。
ゲームといってもこれで勝敗が決まる、なんてことはなくて、これを使っていろいろ話そうよというコミュニケーションに特化したトーク用ツール。
企画は角刈書店


「いきなり話せって言われても…」と不安になっているそこのアナタ!
話がまとまらなくてもオチがなくてもこのゲームは大丈夫。話が終わったら周りの人は「いい話や」と言うルールなので安心して話ができます

こちらが箱
f:id:alfbds0954:20201014173632j:plain:w600

ガムトークの名の通り全長はコンビニで買えるガム程度の大きさで、とっても小さい。
この中に数多のトークテーマが入っているのだからすごいですね。
”古き良き昭和”感のあるデザインは岡村さんというデザイナーが手掛けており、売り場にあったら思わず目が行ってしまうデザインですね。  

側面にも女の子の顔が。
f:id:alfbds0954:20201014174622j:plain:w600
どことなくビジュアルがモンスターファーム2に出てくるコロペンドラっぽい(気になる人は画像検索してほしい)。


箱の中にはトークテーマが書かれたカードが60枚入っています。
f:id:alfbds0954:20201014174805j:plain:w600
1枚のカードにつき書かれているトークテーマは6つ。
というわけで実に360種類ものトークテーマを楽しめます。一日一つ話せば約1年持ちますね。


「最近読んだ本の話」や「テレビ番組の話」のようなベタなお題から、「反物質の話」「ケチャップの話」などニッチなものまで、本当にさまざまなテーマがあるので、テーマ決定は意外とワクワクします。

カードはしっかり厚みもありツルツルとした肌触りで気持ち良く、ちょっと水がかかったぐらいでは濡れないような加工がされているので、飲み会の席にも持って行けそう。

カードの裏面には1~6の数字が振られており、話す人がカードを引き、山札の一番上にあるカードに書かれた数字と対応する話をします。
個人的にカードは箱から数字が見えるぐらい出しておけばOKだと思います。
全部出してしまうとふとした時にカードがバラバラになってしまう可能性があるので。


f:id:alfbds0954:20201014174747j:plain:w600
この場合だと「加湿器の話」が今回話すテーマですね。
加湿器といえば、私の部屋は毎朝のどの張り付きで目覚めるぐらいカピカピで、最初は超音波式の加湿器を使っていたんですが、効果は薄く、床がびちゃびちゃになるだけ。



でも、スチーム式の加湿器に切り替えたら加湿力は段違いだし床は濡れないしでめちゃくちゃ快適。
電気代は超音波式と比べるとかかりますが、つける時間が短くなるので逆にお得なのではないかと思っています。

ちなみにスチーム式は少し販売価格も高め。
その中でも山善製のこれはコスパもよく重宝しています。

こんな感じでとりとめのない話(ダイレクトマーケティング)でもまったく問題ありません。
なぜならこの話を聞いた人は、すべからく「いい話や…」と言ってくれるからです。余計やツッコミはナンセンス。 聞き手に必要なのはちゃんと話を聞く気持ち。それだけあればOKなのです。

プレイしてみて

このゲームをしなかったら絶対に話さなかったであろう日常での気づきや、思っていたことを話せるのは案外気持ちよく、話し終わるとすっきりとした気分になります。 そこから別の人が「実はこう思っていて…」と、会話が膨らんだりして思わぬ形で盛り上がることもしばしば。


個人的にははじめまして同士よりも、長年付き合いのある人と遊ぶのが楽しいかなと思います。
特に同じコミュニティに属していると、同じようなカテゴリの会話が安パイになってしまいがちですが、このゲームによって全然ジャンルの違う話が場に出ることで、相手のことがより深く知れるいい機会になりました。

ある意味辞め時がないので延々と続けられるのもよいところ。
盛り上がりも盛り下がりもなく、ふわっとした感じで「じゃあ次引くね」とゲームが続く。
ガム本来の味はもうしないけれど、たまにふとフレーバーの残り香が鼻をくすぐるのでもうちょっとだけ噛んでおこうかな
と、そんな雰囲気にさせてくれます。  

コンパクトなサイズゆえにカバンに忍ばせておけばどこでも遊べるガムトーク
旅行やちょっとしたイベント時に持っていくのにぴったりではないでしょうか。
実践はしてませんが、個人的には遊園地のアトラクション待ちの時間つぶしに最適だなと感じてます。もしくは二次会。


あなたも会話に花を咲かせてみませんか?


カードゲーム ガムトーク

カードゲーム ガムトーク

  • メディア: おもちゃ&ホビー