RDBGジャンクションの謎解きランキング2019

全国の150万人の"世界ランキング協会"の皆さまいかがお過ごしでしょうか。
鈴村リク (@alfbds0954) です。

2018年の夏から始めたこのブログも開設してから約1年と半分が経過しました。ここまで続けられているのもひとえにご覧いただいている皆様のおかげでございます。感謝です。

さて、年の瀬も押し詰まっている今日は、『RDBGジャンクションの謎解きランキング』を書いていきたいと思います。去年はブログ開設間もなかったこともあってやらなかったんですが、今年はたくさんの公演について書きましたからね。ここいらで振り返りをしたいなと思います。ちなみに今年ブログに書いた謎解き公演は全部で68。ざっくり週に1回以上謎を解いていますね。うん、身に覚えある。

「プレイしたいと思っていた公演」もあれば、「前情報なくプレイしたらジャストヒット」のような予期せぬ出会いもあり、はやり行けば行くほど新たな発見があるなと感じます。

そんなこんなで、2019年に私が体験した謎解き公演から選ぶ、個人的ベスト10です。


10位『ハンター試験からの脱出』 制作:SCRAP 成功

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「自分のチーム以外はすべて幻」というある種の謎解きにおけるお約束をぶち破った意欲的な作品です。目に見える人物・チームの動きがダイレクトに自分たちの試験合否に関わってくるのでいつも以上に緊張しながらプレイしていたのを覚えています。
最終試験は諸々の条件があってかなりシビアでしたが、試験官から合格のコールを聞いた時のアドレナリンがドバドバ出た感覚は忘れられません。

コラボものとしても良質な出来で、参加者全員にナンバープレートが配られるというSCRAPの原作再現意識が高い作品でした。特製バインダーもパフォーマンス高そう。

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9位『偽造王 -フェイクキング-』 制作:よだかのレコード 成功

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事前情報では超絶高難易度と噂されていた公演を、プレイ時には想定人数から1人欠いた状態で見事GIANT KILLINGをかました作品。物量が多いでおなじみのよだかのレコードですが、この公演は特に問題面・作業面の物量が多く、60分間ずーーーーっとバタバタしていました。

物語のテーマである『偽造』を駆使して問題を解決していくアプローチは、演出面を含めてかなりフレッシュ。時折差し込まれる映像にもハラハラさせられて、非常に楽しめました。

8位『ゾンビラボからの生還』 制作:タンブルウィード 失敗

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「ゾンビの徘徊する研究室から出る」という1つのミッションだけで60分間の公演を成立させる手腕が素晴らしい公演。出題カテゴリとしては苦手なジャンルではありましたが、チーム内で討論しながら問題解決をしていくシークエンスは、発見や驚きを共有できるのでとても楽しい公演でした。

公演終了後の解説中に大謎の答えがわかってしまって一人で悶絶していたのもいい思い出です。

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7位『忘却の図書館』 制作:ナゾトキノコ 成功

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人生は自分の視点から成り立っている、その人生を他の人が観測していたら、それこそが世界を構築する一助になっているであろう。と、公演を通してこちらに語り掛けてくる作品でした。普段の謎解き公演には無いような、淡々と落ち着いた気持ちで取り組めたのもテーマ性にあって良かったです。

この手の形式のゲームがとっても大好物なので、再びあの図書館が私の目の前に出現することを願っています。

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6位『偽りの楽園からの脱出』 制作:SCRAP 成功

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今年のナーメテ―タ―枠その1。
『超没入型』との触れ込みは伊達ではなく、やみくもに動いていただけでは抜け出せない状況に加え、原作に登場するママという圧倒的強者の存在が組み合わさり、途轍もない絶望が私たちを襲います。いつも以上に心拍数が上がり、いやな汗も出ました。
物理的に部屋に閉じ込められるルーム型公演の面白さを改めて思い出すことができました。本当、期待以上に楽しめた公演です。

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5位『Revolver』 制作:Another Vision 成功

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謎解き好きの人なら誰しもが共感してしまうであろう とあるメッセージをなぜか Another Visionが真っ正面からじっくりコトコト煮込んでしまった作品。公演後は「どうしてこうなった?」と叫んでしまうことうけあい。
昨年から認知度が爆上がりし、様々な人に合わせた公演を打っているのには本当に頭が下がります。個人的には今回のようにまるで試験を受けているようなハードコアな謎解きがAnother Visionの持ち味だと思っているので、この路線でもっと遊ばせてもらいたいなと思います。

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4位『「サンタ姫を助けだせ!」を助け出せ!?』 制作:NAZO×NAZO劇団 失敗

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今年のナーメテ―タ―枠その2。 プレイ開始直後から日常と非日常の境目を奪い去られる演出には、プレイした人だれもが度肝を抜かれたことでしょう。広い会場でそれを可能にするのは、演劇を得意とするNAZO×NAZO劇団ならではの手法ですね。今思い返してもかなりトリッキーな設定だったと思います。当時は完全に油断していたので、気持ちよくノックアウトされましたよ。
今年プレイした公演の中で一番悔しい失敗でした。気になる人は見返してみてください。

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3位『ユニバーサルヒラメキゲーム TableT』 制作:タンブルウィード×むしょくとうめい  成功

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厳密には恐らく謎解きではないんですが、この時代に全く新しい軸の公演を打てる タンブルウィードの素晴さを買ってこの位置に。言語や文化に依存しないけれど、次第にこのゲームのシステムを理解してしまう構成には脱帽です。
シンプルながら洗練されたデザインは非常にスマートな印象を受けますが、こちとら公演中はとにかくお互い声かけまくりの会場動きまくりで、ドタバタ汗かきながらプレイしていましたよ。このギャップも TableTの良いところです。

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2位『名探偵コナン・ザ・エスケープ~紺青の序章~』 制作:SCRAP  成功

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「1年で1公演しか行けないとしたら?」と尋ねられたら、迷わずUSJの脱出と答えるでしょう。 作り込まれたセットに素晴らしいキャストの方々、タブレット等の最新機器を使用した、クオリティの高い謎。交通費と宿泊費と入園料を別途支払ってでも、行く価値のある公演です。
特に今年のコナンは演出面が良かったですね。会場の空気をすべて持って行ってしまう怪盗キッドにはこちらもニンマリです。来年も行きたいなー

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1位『ドロシーと魔法の靴』 制作:タンブルウィード×party bunny  成功

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今年のナーメテ―タ―枠その3。
2019年68公演も行ったのは、この公演に出会うためだったといっても過言ではありません。 前評判を聞いてはいましたが、まさかここまで自分に刺さる内容だとは思いもしませんでした。
公演のテーマでもある童話の持つ力を謎に昇華させ、なおかつ人の優しさをもってそれを実行する。プレイ後にこんなに清々しい気持ちになれる謎解きもなかなかないと思います。
最新作の『星降る砂漠の子守唄』も素晴らしかったですが、やはり初体験の衝撃が忘れられないのでこちらをランクインさせました。

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・・・・といった感じで2019年の個人的ベスト10でした。当時の記事を見直しても、ランクインしている感想記事はどこか書いている熱量が他のものより高い印象がありますね。

今年はコラボものの公演が多かったり、より幅広い人達に謎解きが浸透した1年だと思います。この躍進がどこまで続くのか、楽しみですね。来年も良い公演と出会えることを祈りつつ、この記事を締めたいと思います。見てくださりありがとうございました。

あ、点数が計測不明だった『オールナイトニッポン最大の危機からの脱出』ですが、あれは今年のチャンピオン枠として燦然と輝いていますのでランク外とさせいていただきました。悪しからず。

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