【脱出感想】Good Night Company~素敵な夢を創りませんか?~

全国の150万人の"寝るときはナイトキャップをかぶる派"の皆さまいかがお過ごしでしょうか。
鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回は現在イクスピアリで開催されている
『Good Night Company~素敵な夢を創りませんか?~』に挑戦してきました!

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【ストーリー】
「Good Night Company」、ここは人々が眠りについたときに見る「夢」を創り出す会社です。

対象になるのは「眠りについた人々」。彼らはスリーパーと呼ばれ、毎晩無作為に選ばれます。そして、選ばれた【今晩「夢」を見てもらうスリーパー】に「良い夢」を企画・演出し、夢が終わるその時まで、夢の世界を楽しんでもらうことを仕事にしております。

アナタは、この会社に勤める新入社員。そして今日は、一年に一度最高の夢を決める「ユメデミー賞」の日です。アナタが勤めるグッドナイトカンパニーは、経営危機に陥っているため、アナタは、ユメデミー賞の最優秀作品賞を目指し、今宵、大いなる野望を胸にメガホンを取るのでした。


Good Night Company ~素敵な夢を創りませんか?~


【プレイ方式】
タイプ :周遊型
制限時間:無制限(ラストアンサーはweb回答)
人 数 :1人~(今回は2人で挑戦)


今回私は謎解きに成功しました!

個人的満足度★★★★★★★★☆☆ 8/10点 

≪一言≫
好評だった公演が超ボリュームの周遊型謎にチェンジ!

ざっくり感想

2019年6月にシネマイクスピアリで開催されていた公演イベント(もちろん制限時間あり)をこの短期間で周遊謎にリメイクした作品が今回の『Good Night Company』。主催は安心と信頼のタカラッシュBLACKLABEL。
こんな短期間で再演、しかも公演型から周遊型へタイプが変更されるのはなかなか珍しい状況。というか初めて体験しました。


6月のTwitter上はこの公演の好意的な感想がわんさかで、行けなかったことを舌をかみ切る気持ちで悔しがっていたのですが、これ幸いにと挑戦してきましたよ。
「この物量を60分で…だと…」(;゚д゚)ゴクリと感じたり。


会場は誰もが知る夢の国の隣にあるイクスピアリ。公演型の時はイクスピアリ内の映画エリアシネマイクスピアリだけだったようですが、周遊型ではイクスピアリ全体が舞台。
「あの角の向こうに発見がある」がコンセプトの場所だけに、非日常の空間がたくさん。時期がハロウィン真っ盛りだったので、映えるポイントがいっぱいありましたよ~。

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キットは2F の時計店アルキメデス・スパイラルで購入できます。
購入して分かるその分厚さ。クリアファイル風の手提げバッグにたっぷりの難問が詰まっています。


「夢の世界」を「一本の映画」に置き換える発想は目から鱗ですし、そのデザインがどこかで観たことのある映画のパロディだったり、クスリとくる要素が満載。公演時の会場がシネマイクスピアリというのも手伝って、ポスターを眺めているだけでも楽しい。


また、 ストーリー構成がホントによくできており、全編通してまったくスキのない仕上がり。プレイ後には清々しい気持ちで美味しいごはんやお酒が飲めることでしょう。構成・ストーリー担当の安齋江理香さんの素晴らしい仕事ぶりがうかがえます。


デザイン面ではオシャレながらも少しゆるく可愛いキャラ造形で、どなたにもすっと受け入れらることでしょう。夜のイメージしてか、抑えめな色調もこの公演とガチンとハマっていましたね。タカラッシュの持ち帰り謎である『オバケ商店街V字回復大作戦』でもデザインを担当した小尾洋平さんのセンスが光ります。

謎の感想

これ本当に制限時間ありの公演だったんですかね?
分量半端なくないですか?!ちょっとでも止まったらそれすなわち死までありますね。本当に周遊型の挑戦でよかったと胸をなでおろしています。


会場を歩き回ってヒントを獲得する工程が前半のみで、中盤以降はwebでの解答。正直休日のイクスピアリは混み込みなので、最悪とっとと場所を移動してしまうのも手でしょう。 そして謎も中盤以降が本番といった感じになるので、腰を落ち着けて取り組むことを推奨します。


この中盤の謎が一個のターニングポイントで、私はプレイしながら「どうしてこんな現実的なことをしなければならないんだ」と苦笑いしながら解き進めていましたよ。一つ一つのピースを埋めていく作業がたまらなく好き。でも好き嫌いが分かれそうな気もします。


その後の謎は周遊型ではよくある、特にBLACKLABELではよくあるタイプだと思いますが、実際の公演でもこのタイプだったんでしょうか。気になるところです。


ラス謎は最初の取っ掛かりに気づいたものの、それ以降が正直全然ピンとこず、かなり悩みながら解き進めていきました。いや~大切な情報はどこに転がっているか分かりませんね。ここだけで30分以上費やしちゃいました。


ただ、このラストのギミックがすげーよくできていて、滅茶苦茶興奮しました。夢を作り上げて完成までもっていく過程を、手法を変えた形ではありますが、体感することができました。

個人的にはかなり満足度の高い周遊謎でしたが、やはり気になるのは公演時との差。
この圧倒的ボリュームをどのように最適化していったのか…プレイ済みの方にぜひ聴いてみたいと思います。

それでは皆さんおやすみなさい。

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