【脱出感想】無人島からの脱出~誘惑の殺戮島(インフェルノ)~

皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回は3/23(土)・3/24(日)に、横須賀にある本当の無人島、猿島で開催されていた
無人島からの脱出~誘惑の殺戮島(インフェルノ)~』に挑戦してきました!

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【ストーリー】
「このゲームに勝利したものに私の遺産のすべてを相続させよう」

とある富豪の莫大な遺産をもとめてこの「無人島」で開かれる
遊戯(ゲーム)に参加したあなたたちを待ち受けていたのは、
参加者たちが殺しあう悪魔のデスゲームだった。


あなたはこの殺戮島から生きて帰ることができるのだろうか?


【プレイ方式】
タイプ :大公演型
制限時間:60分
人 数 :4人1チーム

今回私は謎解きに成功しました!

個人的満足度★★★★★★★★☆☆ 8/10点 

≪一言≫
さすが無人島での謎解き。ちょうどよい歯ごたえと非日常感が最高!

ざっくり感想

リアル脱出ゲームというのは、脱出できない状況を設定の上で作り出し、それを我々プレイヤーが理解したうえで楽しませてもらうものだと思うんですね。だからメタ的なことを言うと制限時間が過ぎれば普通にその施設から出ることはできるんですよ。地続きであればどこへだって行けるわけです。

しかし今回挑戦した公演には、「自力での脱出はほぼ不可能」という謳い文句がついています。
それもそのはず。公演のタイトルにある通り、開催場所は本当に船を渡らないとたどり着けない無人猿島なのですから。

猿島は神奈川県の横須賀沖にある無人島で、かつて旧日本軍の要塞として使われていたそうです。鈴村としてはあの超弩級カルトゲームデスクリムゾンのOP撮影地として知っていました。折角だから俺はこの赤いトビラを選ぶぜ!

アクセス方法はもちろん船のみ、一時間に1本しか出ず、夕方には最終便だ出港してしまいます。

つまり、まかり間違って最終便を乗り過ごしてしまえば翌日まで本当に島から出られなくなってしまう という事なのです。こんな経験日常では体験できない!と、参加を決意したのでした。

本来であれば抜けるような青空と生い茂る山の緑を堪能したかったのですが、当日は鉛色の空。つーか小雨!雨の日の外公演ほどテンションの下がるものは無い…しかも当日の最高気温は13度。輸送船に乗ってたどり着いた猿島は、鬱蒼とした森が生い茂り、デスゲームの舞台としてはむしろハマりすぎて、道中に若干気分を持ち直しました。
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NAZO×NAZO劇団恒例の演劇型イントロダクションを聞き、さっそくプレイ開始。 第一ステップを颯爽とクリアした我々は次なる謎を求めて猿島を歩き回ります。
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猿島って結構アップダウンのある島で、舗装されているとはいえ歩き回るのはなかなかハード。しかも途中にヒントが隠れていたりするのでつらい時にしがちな下を向いて歩くこともできません。ヒーコラ言いながら進んでいきます。

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旧日本軍要塞の設備は伊達じゃない。森と近代のコントラストが素敵。

途中物語の登場人物とやり取りできるのはさすがNAZO×NAZO劇団というべきでしょうか。息切れと焦りでこっちが「ハァハァ…彼女の…彼女のタメッス…ハァハァ」とどう見ても不審者でしかない我々に対してもきっちりと答えてくれます。

謎の感想

今までNAZO×NAZO劇団の出す謎って、自分と嚙み合わないところがあって正直どんなもんかなぁと思っていた(成功人数0人のサーカスも体験しました)のですが、今回の謎はジャンピング土下座して謝りたいほど良くできていました。

rdbgjunction.hateblo.jp

ひらめかないと厳しい部分も多々ありますが、ひらめくためのきっかけや道筋がちゃんと手がかかりとして明示されている ので、解けた瞬間や思い通りの展開になった瞬間の「あぁ今謎解きしているな」という快感は格別です。

そして4人1チームという構成の必然性がストーリー上にありますので、キチンとみんなが活躍できる場面があり、誰かが疎外感を味わうことはありません。余談ですけど今までは私が経験者として謎を解くことが多かったのですが、今回はみんなに助けられた部分が多かったなぁ~。もうそろそろ先輩面するのはやめようと感じましたよ。ラス謎も解いたのは私ですが、ひらめくきっかけをくれたのは友人でしたからね。

最終的には雨も上がり、清々しい気持ちで島を後にすることが出来ました。 乗船して船が動き出したあたりで、キャストの方が島の海岸から「ありがとうございました!」と大きな声で参加者を見送ってくれ、なんだかそれだけでいい体験をしたなと心の中で点数が上がりました。

デスゲームものといいつつノリは結構軽かったので、次無人島にくるときは、もう少し少人数でハードな謎解きをしてみたいなぁ。なんて期待をしつつ次回作も楽しみな鈴村でした。それこそ金田一少年の事件簿みたいな。