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【感想】オバケンLARP 殲ノ刻 -反芻せし呪い- でしっかり呪われてきた話

皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回は方南町お化け屋敷オバケンで開催されていた
『オバケンLARP 殲ノ刻 -反芻せし呪い-』の感想です

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【ストーリー】
最近、都内では奇怪な失踪事件が相次いでいる。ほんの少し前まで一緒にいた人物が、まるで神隠しにでもあったかのように忽然と姿を消してしまうのである。
この失踪事件は、とある記者が『平成東京神隠し事件』と称し、記事を書いたことから一部のオカルトマニアの間では様々な憶測が飛び交っていた。

――貴方は目が覚めると見知らぬ場所にいた。辺りは気味の悪い靄がかかっている。何故こんな状況下にいるのだろう、と考えるが鈍い痛みが頭に走るばかりで何も思い出せない。
そう、自分の名前以外何も思い出せないのだ。ふと、手元をみると懐中電灯が1本。貴方はこの光を頼りに奥へと進んでいく。すると、貴方と同じように記憶を失くした人物が6人いた。


≪一言≫
その選択は果たして正解なのか。後戻りできないストーリーに焦りと恐怖は最高潮へ

オバケンが放つ新体験『オバケンLARP』とは

東京は方南町にあるミッションクリア型お化け屋敷オバケン
現在は古びた古民家を舞台に、極限の恐怖体験が出来る『畏怖 咽び家』を常設公演として展開しています。

オバケンと言えば、ちょっと前にブログに書いたワンピースのお化け屋敷もオバケンでしたね。

rdbgjunction.hateblo.jp

あれは会場に対しての詰め込み具合が悪かったな…。
そんなプレイヤーの精神をガリガリ削ることに長けたオバケンが新たに仕掛けるジャンル。それが『オバケンLARP』です。

『LARP(Live Action Role Playing)』とは、ヨーロッパが発祥の五感をフルに使い遊ぶゲームです。探索や謎解き、戦闘等を楽しむのは勿論のこと、参加者自らが行動を選ぶことができ、それによってストーリーを展開させていく遊びです。 参加者にはあらかじめ異なる役柄を割り振り、その人のみしか知りえない情報や目的が与えられます。ロールプレイの世界に浸かり、キャラクターになりきって貴方だけの物語を紡いでください。
今回は『オバケンLARP』と称し、ノベルゲーム形式で進めていただくプロローグ、そしてお化け屋敷を丸々使用した世界観の中で、よりプレイヤーが物語の中に入り込めるような本編、これらを組み合わせたホラーLARPを開催致します。 是非この惨憺たる物語の登場人物となり、ストーリーを完成させてください。
https://obaken-event.wixsite.com/sennokoku2

つまり お化け屋敷をプレイしながらその場でいろいろ考える必要があり、時には目的のために積極的な行動をとらなければならない ってこと。

めちゃくちゃ怖いわこんなもん!

もともと恐怖耐性が人並みな私にとって、オバケンはなかなかにハードルが高いエンターテイメントなのですが、『畏怖 咽び家』自体は本当に面白いコンテンツなので、ひーひー言いながら体験しています(まだ一章しかクリアしてませんが)

さて、今回の『オバケンLARP 殲ノ刻 -反芻せし呪い-』
会場の古民家へ入る前に、まずは他の参加者の方と入念な説明を受けます。
今回私達は2名で参加したのですが、他に2名で参加の方が2組。計6名でのチャレンジ。
皆さんLARP初心者なので、ゲームマスターの説明・この世界のルールをしっかりと聞きましたよ。
最初はお互いぎこちない雰囲気でしたが、全員が『畏怖 咽び家』の一章をクリア済みという事で不思議な連帯感がヽ(`Д’)ノウォォ! これは負ける気がしない。さっそく会場へGO!

恐怖の家へ

会場はいつもの古民家。何度来てもこの異様な雰囲気にはなれません。
通常なら6人全員で古民家内へ突入する流れですが、今回は1人1人個別に入場。
怖い…早速こちらの精神力を奪ってきます。
不穏なアナウンスの後、ゲームがスタート。全員が集合し、状況の整理と家の中の探索が始まります。家はいくつにも部屋が分かれ、そのほとんどの場所がメンテナンスされておらず、壁から家具から小物までボロボロでこちらの不快感をあおってきます。

探索をしていくといくつか黄色いテープの貼ってあるモノを発見します。プレイヤーはここでこのアイテムをよく調べるかどうかの選択を迫られます。これが調査ミッションです。

このシステムによって、プレイヤーがアイテムを詳しく調べた結果、どのような情報がわかるかをゲームマスターが伝えてくれます。有益なアイテムであればラッキー。特に何の変哲もないようなら、他のプレイヤーに改めて調べなおしてもらうことが可能です。そしてそのアイテムが我々を蝕む結果になってしまう事も。

調査可能アイテムの中には、亡者の強い怨念が込められているものもあり、調べようとするとプレイヤーにその怨念が降りかかるものがあります。これが呪詛システムと呼ばれるものです。これを受けてしまうと、プレイヤーに呪詛が跡として残ります。一度は耐えられるのですが、その状態でもう一度呪詛を受けると完全に呪われた状態になり、自由な身動きが取れなくなってしまいます。

私は最初に調査の延長線上で、もう一度は完全に不注意で呪詛を受けてしまい、グループの中で唯一の呪われし者になってしまったのでした…。しょうがないじゃない。気になったんだもの。受けた瞬間思わず(ToT)/「後は頼みます」と遺言を残したのでした(死んではいない)

畏怖 咽び家のように直接襲われることが少ないので、お化け屋敷的な怖さは抑え目。しかし、決して多くはない制限時間の中で、多くの選択を行い、その影響を随時受けていくというこのゲームは、 最初から真綿で首を締められていた事に最後に気づく。そんなホラー映画のような体験をさせてくれます。ストーリーは定番である怨霊・呪いの類なのですが、目の前で起こる異常事態の数々が私達のこの世界の住人として掴み離さずにいるので、緊張感と恐怖感が常に体を支配しています。

最終的に我々はこの世界の呪いを解くことが出来ず、惨劇は繰り返されるエンドとなってしまいました。イベント終了後に感想戦があり、そこでゲームマスターに世界観の話から、イベント中に攻略できなかった部分の解答を教えてもらうなど、とてもスッキリした形で会場を後にできました。

リアル脱出ゲームやボードゲームを常日頃やっていると、非日常な体験をする機会は多いのですが、オバケンは本来ならば体験したくない非日常を強烈に体験させてくれるのでとても面白いです。オバケンLARPも続編を企画中という事で、これから先も期待させてもらいます。
畏怖 咽び家 第二章以降もやらなきゃなぁ(めっちゃ行きたいけど行きたくない)