【ボードゲームレビュー】どこもかしこも妹ばかり『妹再生産』

皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク(@alfbds0954)です。

今回は誰もが魅力的な妹たちに囲まれ、「お兄ちゃん、お姉ちゃん」と呼ばれる立場になれるボードゲームをプレイしたのでそのご紹介です。

『妹再生産』

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【ゲーム概要】
妹を増やすともっと妹を増やせるようになる。他の誰よりも妹を増やそう!

【プレイ環境】
人数:3~5人
時間:15分 ~20分
年齢:12歳以上
価格:2,000円
製作:J.C.クリエイツ

個人的満足度★★★★★★★★☆☆  8/10点

≪一言≫
「妹」をテーマにした拡大再生産ゲーム。多種多様のあるある妹属性に盛り上がる事間違いなし

ざっくりプレイ方法

1. 各プレイヤーは2枚のカードを手札にして、残りは山札に
2.手番プレイヤーは山札から2枚のカードを引く
3. 場のカードおよび手札のカードから獲得できるIP(イモウト・パワー)を確定
4.IP(イモウト・パワー)を消費して新たな妹を場に生産
5. これを繰り返していき、12人の妹を場に生産できたプレイヤーが勝利

【衝撃的事実‼】妹を消費すると妹ができる

このゲームをレビューさせていただく上で、なにを書くにも一番最初に書かなければならないのは「妹を増やしていく」 パワーワードめいたコンセプトではないでしょうか。

私がこのゲームの概要を初めて聞いたとき、頭の中は!?という記号で埋め尽くされ、その違和感はプレイ中・プレイが終わって数日たった今でも、心の中で絶大なるインパクトを残しております。なぜカードをプレイするだけで妹が増えてしまうのかと…

そんな私のたわ言はさておき、こちらのゲームについてですが、基本的な流れは上のルール説明に書いてある通り、手札を消費しながら場にドンドンとカードを増やしていく というもの。

カードを場に増やすために必要なのがIP(イモウト・パワー)という新概念。IPを消費することで手札からカードを場に出せるのですが、妹カードはいくつか種類があり、カードによって場に出せるコストが違います。つまり、いかにIP管理をするかがこのゲームのキモ。IPは手番ごとにリセットされてしまうので、限られた選択肢の中で最大限の効果をどれだけ狙うことが出来るかが勝利の鍵となります。

IP(イモウト・パワー)を発生させるには主に2つの方法がありまして、
1.手札の妹カードを1枚捨て札にするにつき2 IP
2.場札の妹カードの効果で発生するIP(効果によって様々)

2番の方法はまだ理解できるとしても、1.番の妹を捨て去ることでIPを手に入れることが出来るというのはお兄ちゃん・お姉ちゃん的にいかがなものでしょうか…なんだか禁断の領域に足を踏み入れた気がするので、ぜひ有識者の方に意見を問いたいですね。

妹の属性の多様性が凄い

ゲームの主役が妹なだけに、多種多様な妹が登場します。
ツンデレ病弱双子というベタな属性から魔法少女という最近の流行を取り入れたもの、はたまたロボットクローン未来から来たやつというなかなかぶっ飛んだ設定のキャラもいるのでいろんなプレイヤーさんの好みに対応(?)できるようになっています。

デザインもどこかで見たようなポイントを押さえつつもハイクオリティな絵柄でとてもキュート。プレイしている側も、増やし甲斐があるというものです(?)

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絵柄が柔らかい感じでとてもカワ(・∀・)イイ!!

プレイした感じだと、最初にツンデレor世話焼きでIPをブーストしつつ、ロボットでドロー数を増やし、最後にクローンで大量展開するのが強いのではないかと思いました。まぁ途中で「性転換カードなんて驚天動地な設定のカードとんできたりするので、そうそう上手くはいかないですけどね。

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性転換カードを使われると妹が弟になってしまい、能力は使用できますが、勝利条件の12人からは外れてしまいます。

ビジュアルや設定にいい意味でツッコミどころ満載ですが、個人的にはこのIPを悩みながらやりくりする工程が凄い好きです。手軽にサクッと出来るところもいいですね。
興味のある方はぜひプレイしてみてください。それでは!