皆さまいかがお過ごしでしょうか。名探偵の鈴村リク(@alfbds0954)です。
「犯人は・・・あなただっ！」
いきなり犯人に指名してしまってすみません
しかしながら皆さんも、一度は事件に巻き込まれてみたい欲求はなかったでしょうか。
ふらりと立ち寄った洋館で巻き込まれる殺人事件
忌まわしい伝説通りに人が殺されていく限界集落
ちょっと興味本位で取引現場をのぞき込んだら気絶させられ、目が覚めたら体が縮んでしまったのでじっちゃんの名に懸けて事件を解決したいと感じているはずです！
私自身も、ボードーゲーム以外の趣味としてリアル脱出ゲームに挑戦しているのは、そんな非日常感を楽しみたいからなんですよね。
今回はどこかに出かければ事件が向こうからやってくるようなあなた達(と私)にピッタリのゲームをプレイしたので、ご紹介いたします。
『4人の容疑者～湯けむりに消えた謎～』
【ゲーム概要】
プレイヤーは、滞在していた温泉旅館で起こった殺人事件を解き明かすため、4人の容疑者のアリバイの中で、「裏付けの取れないアリバイ」を特定することを目指す
【プレイ環境】
人数：2～5人
時間：30分 ～45分
年齢：10歳以上
価格：2,800円
販売：テンデイズゲームズ
個人的満足度★★★★★★★☆☆☆ 7/10点
≪一言≫
犯人を特定したら、崖の出番ですね※このゲームに崖は出てきません
ざっくりプレイ方法
1. 16枚のアリバイカードから1枚を抜き、残りをプレイヤーに配る
2. 場に「調査カード」を2枚公開し、その他は山札として脇に設置
3. 手番のプレイヤーは公開されている調査カードの中から1枚選ぶ
4.選んだカードの内容を、他のプレイヤーに質問する
5. これを繰り返していき、いち早く抜けた1枚の内容(真犯人)を当てられた人の勝利
情報は聞き込みで稼ぐもの
寂れた温泉旅館で起こる殺人事件。容疑者は癖のありそうな怪しげな4名の男女。なんだか探偵ものに火曜サスペンス劇場のエッセンスも加わってきました 。
パッケージイラスト。いきなりの不穏な感じですね。
アリバイは、「人物」「時間」「場所」の要素が書かれたカードによってあらわされます。 容疑者が4名なので 全部で16通りのアリバイ(16枚のカード)が存在します。その中から1枚を除外し、それ以外をプレイヤーの手札として配ります。
除外された1枚こそ「裏付けが取れないアリバイ」すなわち真犯人！ 各プレイヤーは、他のプレイヤーに対し、手札の内容について質問(尋問)を行っていきます
容疑者の4人。どいつもこいつも脛に傷を持つような顔をしています
また、各プレイヤーには、自分だけが知っているアリバイカードと、質問した時や、気づいたことを書き込めるメモ用紙が配られます。
このメモ用紙は大量に付属されているので、貧乏性の私でも心行くまでゲームを楽しむことが出来ました。 ゲーム専用のメモ用紙が付いてるのって、なんだかとても贅沢なきもちになりますね('ω')
ゲームの勝者となるには卓越した推理力が必要なのはもちろん、 他の探偵を出し抜くことも重要な要素になります。 そのため質問が来た時に、従業員や旅館に宿泊しているあやしい滞在者の力を使って他の探偵を翻弄することが大切です。彼らの特殊能力をタイミングよく使うことで、より情報を引き出せたり、自分が持っている情報で相手をかく乱させることも可能です 。
2時間ドラマでストーリーを盛り上げてくれる人たちのようですね。小説家は偏屈そうだし、雑誌記者の知っている地元の情報が、思わぬ事件解決のヒントにつながりそうです
この物語のミソは 手に入れた情報をいかに整理することが出来るか
私はあまり論理的に考えることが苦手なので、とにかく聞いた情報は逐一メモ用紙に書きました。 相手から見せてもらったカードも、誰から見せてもらったのか、自分も誰にどのカードを見せたのかをきっちりと書くことによってなんとか探偵の面目を維持した・・・といったところでしょうか。
ゲーム自体のルールは簡潔で分かりやすく、プレイ時間自体も短めで終了するので他のボードゲームをする合間にサクッと出来るのが良いポイントですね！また、プレイするたびに自分の推理力が上がっていく気がして、中毒性があります。 まだ殺人事件に出会っていないあなたも、これで練習すればすぐに大事件に巻き込まれるハズ！おススメです！
