【脱出感想】ジェムラプトル ~2つの王国の物語~

皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回はお台場の特設会場で開催されている「宝探し万博2018」内の公演
『ジェムラプトル ~2つの王国の物語~ 』に挑戦してきました!

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【ストーリー】
大地の中心にそびえ立つ『世界樹』。 その力の源である宝物の恵みによって世界は潤い、人々は幸福に満たされていた。

しかしある時、宝物がこの世界に棲まうバケモノの手によって奪われてしまう。 世界樹の恩恵を受けていた大地は衰退の一途を辿り、人々は貧困に苦しんだ。

そんな時、王国の兵士であるあなたは、バケモノの国から宝物を取り返す命を受ける。 鳴り響く砲音。交わされる剣戟。張り巡らされる策略。

戦いの末に、あなたが導く未来とは─────


【プレイ方式】
タイプ :周遊型
制限時間:90分
人 数 :1人~(今回は7人で挑戦)


今回私は謎解きに成功しました!

個人的満足度★★★★★★★☆☆☆ 7/10点 

<一言>
他団体コラボの中では一番王道な謎解き。アナビファンが喜ぶ小ネタもあり

ざっくり感想

宝探し万博目玉の他団体コラボ謎。今回のパートナーは現在最も勢いのある謎解き学生団体AnotherVision

こちらは公演型の会場を使わず、メイン会場付近の屋外エリアを広く使っての周遊謎でした。ストーリーは争いあう2か国を謎を解きながら渡り歩き、宝物を求めなんやかんやするというもの。制限時間が90分という結構な長丁場でしたが、そんなに詰まることもなく、サクサクと進めることが出来ました。

サクサクといえば、AnotherVisionはチェックポイントの捌き方がとても素晴らしいですね。どんな場所でも最低3人はチェッカーとして配置されていました。終盤、チェックポイントに大量のプレイヤーが押し寄せたときは、最初4列対応だったのを急遽5列に増員して対応していましたからね。全くのノンストレスでした。学生さんの人数が多いから出来る芸当だとは思いますが、現場での切り替えの判断はさすがと言わざるを得ません。

また、TVによる認知度の高さや、周遊謎という敷居の低さから、親子連れや、子供一人での挑戦がたくさん見受けられました。小中学生の間ではむしろ謎解きといえばアナビなんじゃないかな。難易度もそこまで高くはなかったので、広くいろんな方に受け入れられる公演だったと思います。

謎の感想

ストーリーがRPG風であり、謎を解いていくごとに手元のストーリーブックのページ数がどんどんと増えていく仕掛けは、まさに物語が進んでいるという確信がもてて良いですね。小謎一つとっても、Aの問題を解いて、その答えをBの問題で使用するというある種数珠つなぎ的な要素も、解き進めていく過程のドライブ感があってとても好きです。

終盤訪れる絶望的な瞬間とそこから始まる違和感の検証作業は、多くの人が詰まったところだと思います(自分も結構詰まった)でもそこからのひらめいた瞬間のカタルシスはたまらないですね。

あと、物語上に出てくる固有名詞には、長年AnotherVisionのファンの方なら思わずニヤリとしてしまう小ネタが入っていて、思わず笑ってしまいました。まさかあの人達の名前をあんな感じで使うなんて・・・。 私はアナビ知識が乏しいので、小ネタに関しては2・3個しか気づきませんでしたが、もっと隠されているのかもしれませんね。他にもあったらぜひとも教えていただきたいです。

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クリア証。物語も希望溢れる終わりでよかった!

そんな感じで、90分間歩き通しでしたが オーソドックスながらも捻りを加えたまさに『謎解きとはこういうものだ』という公演だったと思います。 https://twitter.com/Another_Vision_/status/1051337033484910592 個人的には謎解き人口の裾野を広げてくれるAnotherVisionには本当に頭が下がるのですが、そろそろ昔体験した「あれ・・・俺は今謎解きやってるんだっけ?それとも試験受けてるんだっけ?」みたいなドラスティックでスパルタに尖った公演をまた受けてみたいなと思う今日この頃です。

そういった意味だと新レーベルの AnotherVisionNovaにどうしても期待してしまうもの。

新たな彼らの一歩にワクテカしてしまう私なのでありました。