【謎解き 感想】疑え

全国150万人の”疑り深い”皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回は2023年1月28日まで開催されていた
『疑え』に挑戦してきました! 

【概要】
「謎解きゲームをしよう」
あなたはそう誘われ、不思議な部屋にやってきた。
部屋の中は薄暗く、不穏な雰囲気がどうも気になる・・・
ゲームが始まるのを待つあなた。
すると突然、目の前で殺人事件が起こる。
それでもゲームの主催者は、強引にゲームを開始するつもりのようだ。

一体この部屋で何が起こっているのだろうか・・・
男を殺した犯人は誰なのか。
主催者の目的は何なのか。
そして不意に、危機が訪れる・・・!

あなたはその危機を乗り越え、
無事脱出することができるのか!?
 


【プレイ方式】
タイプ :ホール型
所要時間:約60分
人 数 :3人1チーム

個人的満足度★★★★★★★☆☆☆ 7/10点 

≪一言≫
新団体のこけら落としはいつも楽しい。謎の緩急が強すぎたか

ざっくり感想

脱出ゲーム&謎解きイベントの企画・制作・運営を行う団体PAREIDOLIA(パレイドリア)発足を記念したこけら落とし公演

謎解き界隈がどんどんと成熟してきている中、新しい団体がどんどんと出てくることは一参加者としてもとてもうれしい気持ちでいっぱいです。
だって新たな切り口の謎解きが楽しめるんだもん。


そんなパレイドリアが送る公演のタイトルは『疑え』

疑うって謎解きにおいてはとっても重要なファクターで、予想と期待、そしてそれおも超える裏切りが参加者の心を揺さぶってこそ強烈な物語体験となると思うんです。
だからこそ『疑え』という直球すぎるタイトルに惹かれたかたも多かったのではないでしょうか。わたしもその一人です


その点からみると、会場の選定からしてパレイドリアはこちらの想像を裏切ってきました
提示された場所はなんとダンススタジオ。貸会議室やホールなどではなく、ほとんどの人があまり行くことがないであろう場所です。

そこを会場に選んだ意図とは?ダンススタジオならではのギミックが用意されているのか?ととてもワクワクしていました。


いざ会場入りしゲームスタート。

わたしの予想としては、ストーリーの通り男を殺害した犯人を当てるという構造がありながらも、その外枠には別の思惑があり、それを踏まえつつ少しメタ的な謎解きをするタイプだとばかり思っていました


しかしそれはちょっと違って、物語が進んでわかったことはその思惑は物語の一部として組み込まれており、かなりストーリー側に比重が置かれていた印象。
ある意味公演を盛り上げるためのエッセンスとして用意していたものをタイトルど真ん中に付けてしまったようなもので、そこに若干の齟齬が生まれてしまったのかなと感じます。


とはいえ全体的に見れば骨子となる部分はしっかりと作られており、単純にこちらのテーマを全面に押し出しておけばそれはそれで受け止められたと思います。
OP映像もどちらかというとそっちよりだったしね。
キメの画が多いスタイリッシュな映像の中に、互いを労るようなスタッフロールが流れるのも好きでした。

謎の感想

率直に言うと時間配分の緩急がきつすぎて全然歯が立ちませんでした。
それはこちらのヒラメキ不足だったり探索不足だったりもあるんですが、終盤でググッと難易度と密度が高まる謎に完全に翻弄されてしまいましたね
最後の方はハイキングの装備でエベレストを登っている気分。
解説時は悔しいという感想よりも、ここからまだギアを上げるかという驚愕のほうが大きかったです。


ただ個人的に好きな謎ももちろんありまして。
特に会場であるダンススタジオを上手に使った謎は、ここで遊ぶ意味があり普通に解いていて楽しかったですし、施設への知識がないゆえに気づけないアレやコレやも、解説をされてから確認して改めてその自然さにうなりました。


今回のホール型公演は3人1チームで3チームほどが同時に挑戦したのですが、実は9人1チームのルーム型にしたほうがラストは盛り上がったのではないかなと若干思ったり。

おわりに

そんな感じで色々書いてしまいましたが、決してつまらなかったとけなしたいわけではなく、むしろ制作者おふたりのポテンシャルの高さをめちゃくちゃ感じました
次作もすでに告知がされていますし、タカラッシュのイベントにも参加する模様。

どんだけ筆が早いんだ。

これからのPAREIDOLIAがどんな謎を繰り出してくるのか楽しみです。

謎解き 感想】Hierarchia Tri-Al/ヒエラルキアトライアル

全国150万人の”試験真っ最中”の皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。

東京大学謎解き制作集団AnotherVisionが設立10周年ということで、新作『NEXT』が発表され界隈が盛り上がっている今日この頃。

それを記念してというのは少し憚られますが、昨年に内部で再演もあった公演
『Hierarchia Tri-Al/ヒエラルキアトライアル』の感想をここに残しておこうと思います。
※この内容は2017年時の内容となっています

【ストーリー】
20XX 年、一台の AI の登場で世界は一変した。
〈選別試験〉を用いて人間を三つの階級に分類する。
その制度は、特権階級と労働者階級の間に絶対の格差を生んだが、その分『効率的』で『生産的』な管理社会が成立したのだ。

──時は経ち、2X17 年。あなたの運命を決める〈選別試験〉の、開始のチャイムが鳴る。
試験終了まで、あと40 分。
この試験の全ての謎を解き明かし、未来を切り拓け!
 


【プレイ方式】
タイプ :ホール型
制限時間:40
人 数 :4人1チーム

個人的満足度★★★★★★★★☆☆ 8/10点 

ざっくり感想

『Hierarchia Tri-Al/ヒエラルキアトライアル』はAnotherVisionの新入生だった学生たちが主導になって制作されました。
初演が2017年なので、当時を知る学生さんたちはほとんど卒業していることでしょうねー。時代の流れを感じます。



それまでのAnotherVisionの公演といえば、どれもが高クオリティかつ高難易度に仕上がっていて、毎回少ない精神を削りながら挑戦していたのを覚えています
公演のテーマもディストピアものだったり、試験させられたり、過酷な状況にプレイヤーを追い込みますけど、最終的には「俺たちの戦いはこれからだ」ENDになって、公演後爽やかな気持ちにしてくれて好きです。

OP映像であらすじをざっと流して、すぐにゲームの説明に入るテンポの良さも心地よく、しかもこのOP映像がかなりの高クオリティ。今でもその魂は受け継がれていますよね。

当時の会場は永田町のビジョンセンター。
会場は普通の会議室なので、特にこった装飾などはありませんが、その無機質な感じがヒエラルキアトライアルの〈選別試験〉の雰囲気にとてもマッチしていて、会場全体が静かな熱気に包まれていました。

謎の感想

Hierarchia Tri-Al。特筆すべきは制限時間の短さでしょう。
通常のリアル脱出ゲームは大体60分なので、およそ1/3少ない時間設定がされているわけですが、問題の質・量共に限界まで盛り込まれているので、本当に試験を受けている印象を受けました。
それでいて、問題の難易度は絶妙に設定されているので、問題を解きつつ(;´-`).。oO(アナビ新入生…恐ろしい子達ツ!)と戦慄しておりました。

謎のクオリティに戦慄するプレイヤーたち

中盤明かされる謎には薄々気づいていたのですが、ディストピアSFもの好きにはたまらない展開で、終盤までの流れもツボを抑えたとてもきれいな流れ
映画の『ダイバージェント』や、ゲームの『Fallout3』に出てくる職業適性試験G.O.A.Tを思い出しましたよ。

ダイバージェント(字幕版)

ダイバージェント(字幕版)

  • シャイリーン・ウッドリー
Amazon



ラストアンサーに気づいたのはもう制限時間のカウントダウンがはじまったあたりで、私たちは大慌て!
本当にギリギリ、ラスト0秒での勝利でした。(最後、チェックポイントに入ったときのチェッカーのニヤニヤ顔が忘れられません)


当時参加した回の成功率はおよそ25%といったところでしょうか。
新入生がこんなにクオリティの高い公演を産めるのは、AnotherVisionの下地が厚いからでしょうね。

おわりに

そんな感じで『Hierarchia Tri-Al/ヒエラルキアトライアル』の感想を振り返ってみました。

AnotherVisionがこれまで歩んできた10年間。そして次の10年へと繋ぐ集大成が次作の『NEXT』だと思います。
彼らの"次”は私たちのどんな驚きと感動をもたらしてくれるのでしょうか。いまから本当に、ほんとーに楽しみです。

今月遊んだLINE謎たち【2022-2023年末年始編】

全国150万人の”そろそろお年玉を上げる年齢になってきた”皆さまいかがお過ごしでしょうか。
鈴村リク (@alfbds0954) です。


2023年ももう1月下旬に差し掛かろうかという今日この頃。
ついこないだまで正月気分でいたのに、あっという間にいつもの日常へ戻ってしまいましたね。
あと3週間くらいは休んでいたかったな。


ところで年末年始と言えば、家でゴロゴロすることも多く、何かと手持ちぶたさになりがち。そんな時に助かるのがLINE謎ですね

こたつで寝ながらもポチポチと遊べるのはもはや我が家の風物詩になりつつあります。
ということで今回は年末年始にかけて遊んだLINE謎をまとめてどどっと紹介していきます



LINE謎の情報はいつものごとくしゑひさんのHP「私営謎屋敷」をチェックして収集しています。

https://shiwehi.com

今年もよろしくお願いします!

やたがらす、のナゾトキクリスマス




〔一言コメント〕
やたがらす、さんのクリスマスを題材にした謎解き…の枠組みを超えた何か
年一で来るイベント対してどのようなアプローチで謎解きを制作するのか。作り手の皆さんがいろいろな趣向で謎解きを作っている中とてもユニークな発想でこちらの脳みそを揺らしてきます。
もちろんたいほされました。

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ナゾトキダンジョンRPGからの脱出



〔一言コメント〕
よくあるRPGのようなテイストで始まる本作。
メインとなるギミックで無双していたらそれにメタをはられるというゲームでもよくある制作者の意地の悪さ(ほめてます)を感じられました。
それでいてクリアした時の爽快感は格別。
画像も多用され、ストーリーに力が入っています。

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COMPLETE



〔一言コメント〕
これはやられた!
始まった瞬間の「???」という感情。そこから宇宙を受信し無事にクリアできました。
完全にチューニングがあっていた。楽しい…ピピピ。

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あけましておめで塔



〔一言コメント〕
お正月におなじみのあれってよく見りゃ塔じゃね?という発想からできたであろうLINE謎。
個人的にはそれだけで5億点ですし、お正月関連でここまで小謎を作問できるのだと感心しております。
その後の展開も素晴らしく、見事なエンディングを迎えました


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年賀状謎2023



〔一言コメント〕
こちらもお正月をテーマにした謎解き。
サクサクと解ける小謎と少しひねられた大謎のコンセプトは、おせち料理とお酒で胃もたれしているわたしでも解ける優しいテイストでした。
あのゲームの中にあの言葉が隠れていることに気づけたのがハイライトでした。

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第5回謎解きマラソン in 2023



〔一言コメント〕
こちらもお正月を(ry
毎年謎解きマラソンを解き切ることで正月気分が終わります。
今年は今まで以上にいろんな要素を使う問題が多い印象で、駅伝のようにトーク履歴を往復しながら遊びましたね。

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Oz1のおみくじ謎



〔一言コメント〕
こちらもお(ry
Twitterと連動したキーワードを入れながら解くのですが、その使い方がとてもお上手!
おみくじ要素もふんだんに使われていて、一つづつ内容を読み込んでいくのも楽しいです。
ちなみに私がまだ見つけてない秘密があるみたいで、おみくじの箱の全貌はまだまだ明かされてないようです

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OVERDOSE



〔一言コメント〕
たまたまTLに流れてきたので遊んだんですが、アバンギャルドというかアナーキーというか、当初受けた印象から全く違う終わり方をしていったい何を遊んだのかと目をパチパチさせていました。
全てが肩透かしと裏切りでできており、タイトルが持つ意味が最後にドーンと頭をぶちのめしてくる。そんな感じ。

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そんな感じで年末年始に遊んだLINE謎を8つご紹介しました。

さすが年またぎ。怒涛の謎ラッシュであっという間に正月休みが過ぎ去ってしまいました。

このほかにも団体さんの重めの謎解きが無料で遊べたりして、本当に感謝してもしきれません。
正直言うとまだ解き切っていないので、ゆっくり腰を落ち着けて遊んでみたいと思います。

【謎解き 感想】地下謎への招待状2014 REVIVAL

全国150万人の”東京メトロユーザー”の皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回は現在東京メトロで開催されている
『地下謎への招待状2014 REVIVAL』に挑戦してきました! 

【ストーリー】
いつもご乗車ありがとうございます。
東京メトロです。

『地下謎への招待状』は2014年から始まったのですが、
今回、その謎を再び仕掛けてみました。
原点ともいえるこの謎に導かれるままに旅に出ませんか?

わたしたちが最後に謎を仕掛けたのが3年前です。
この3年間、旅にでる機会が減ったと思います。
今回の旅を通して忘れていた旅をする楽しさや移り変わった東京の様子など、
多くの発見があなたを待っていることでしょう。

さあどうぞ、わたしたちの仕掛けた謎を解き明かしてください。
移動はもちろん東京メトロが一番便利です。
 


【プレイ方式】
タイプ :周遊型
制限時間:無制限 (想定時間は3~4時間)
人 数 :1人~(今回は2人で挑戦)

個人的満足度★★★★★★★☆☆☆ 7/10点 

ざっくり感想

2019年から新作が惜しくも途絶えてしまった『地下謎への招待状』シリーズ
それが3年の時を経ていよいよ復活を遂げました。
今回は2014年に始まった本シリーズ第一弾を現代版にリバイバル。改めて楽しんでもらおうという企画です。


おそらくですが、コロナ禍のもとで新作を制作するのかどうかギリギリまで検討が重ねられたことでしょう。
その中でリバイバルを出したということは、見知らぬ土地へ旅をするワクワク感と、新しいスポットを見つける楽しさの原点に立ち返って感じてもらう意図があったのだと思います。

わたしが地下謎を遊び始めたのが2017からなので、そのオリジンを体験できるのは結構嬉しかったですね。

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キット購入方法は2つあり、オンラインチケット購入後、プレイ当日に東京メトロ主要駅の定期券売場などで引替える方法と、東京周辺のリアル脱出ゲーム関連店舗で購入する方法です。
個人的にはオンラインチケットを購入するほうが、自分に合わせた駅でキットを受け取れるので楽だと思います。

ちなみに2人以上で購入すると特典としてオリジナルハンカチがもらえます。
マークや色がふんだんに使われており、いかにも謎に使えそうな印象を受けますが謎には一切関係ありません



謎を解き指示された駅へ地下鉄に乗って旅をしていく。
旅は駅構内に収まらず、改札を出て街歩きをしながら屋外のスポットやオブジェを探していきます
自分だとなかなか降りない駅が多く、改札を出るたびに新たな驚きや発見がたくさんありましたね。


挑戦した日は天気も良かったので、謎解きそっちのけで写真を撮って旅を満喫していました。
逆に天候が悪い日の挑戦はちょっとしんどいかもしれません。
あと電車を使うもののそこそこの距離は歩くので、履き慣れた靴での挑戦をおすすめします。


2019年から実施されている、駅構内の階段を使わずに謎の場所に行ける「段差なしコース」が今回も適用されておりリバイバルを感じされるところは多かったですが、大枠は2014年開催時のまま。
そのため外国語対応がなかったり、旅路がラストまで1本道だったりと、遡ってこれまでの地下謎がどれだけブラッシュアップを重ねてきたかが実感出来る内容になっていました。
特に進捗状況の見える化やヒントの出し方などは顕著で、SCRAPの遊びやすさに対しての誠実な改良は目を見張るものがありましたね。


個人的には前作キットについていた腕を通せるストラップがなくなったのが本当に残念
あれ両手が塞がらなくてめっちゃ便利だったので、できれば復活してくれると嬉しいです。

謎の感想

私は大人2人で挑戦してクリアまで4時間ぐらいかかりました。
昼から挑戦したのですが、休憩したりご飯を食べたりした結果、クリアしたときにはもう日が暮れていましたね。
体感ですが、謎解きが得意な人で効率的な乗り換えができれば3時間クリアも目指せるくらいの難易度だったと思います。
序盤に謎を一気に解き、現れた駅や探索スポットは順不同に行くことができますので、どこか落ち着ける場所でじっくりと作戦を練ってから旅に出るのがいいでしょう。

ただ街歩き探索は夜になるとわかりにくい箇所もでてきますので、日の出ているうちに挑戦するのがオススメです。


大抵の周遊謎の場合、序盤に優しい謎が出題され、その後徐々に難易度が上がっていくのが普通だと思いますが、『地下謎への招待状2014 REVIVAL』に限れば中盤以降の難易度上昇がかなり抑えられており、ラス謎含めかなりあっさりめ

「本当にこれがラストワードか?しかしストーリー的にも合っているしなぁ」と入力したら無事にクリアできました。少し拍子抜け。
それでも最後に見た光景は迫力があり、また知らない場所ということもあってテンションが高くなりましたね。

おわりに

東京メトロはすごいです。
乗っている線ごとに駅の雰囲気が全然違って、同じ東京に色んな顔があることを知らせてくれます。
今回訪れた場所は比較的大人っぽい場所が多く特にイルミネーションが素晴らしいところもあったので、デートや気になる人を誘って遊ぶのにはぴったりかもですね。


来年は新作で遊べることを祈って、今回のブログを終わりにしたいと思います。

【謎解き 感想】クエストだらけの勇者村からの脱出

全国150万人の”人生のサブクエストばっかり進めてしまう”皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回は現在リアル脱出ゲーム横浜店で開催されている
『クエストだらけの勇者村からの脱出』に挑戦してきました! 

【ストーリー】
ここは謎(クエスト)があふれる町 クエス町。
モンスターによって生み出される様々なクエストが町中にあふれていました。

それを解決するのがあなたたち「謎解き勇者」です。
勇者はクエストを解き明かすことで住人から報酬を受け取っていました。

そんなある日、 どこからかささやく声が聞こえてきました。
「私はこの町の守り神じゃ。 “伝説の勇者の素質” を持つおぬしらに頼みがある。 先ほど未来予知したところ、 今から60分後に凶暴なプラチナドラゴンがこの町を襲いにやって来る未来が見えてしまったんじゃ。この町を救うため、 おぬしらの持てる力を総動員してドラゴンに立ち向かってくれんか?」

突如として訪れた愛する町の危機。
自分たちが持つ “伝説の勇者の素質” とは何なのか? ドラゴンを倒す方法はあるのか?
その答えを知るべく、 あなたたちはドラゴンに立ち向かうことにしたのであった。
 


www.youtube.com


【プレイ方式】
タイプ :ホール型
制限時間:60分
人 数 :4人1チーム

個人的満足度★★★★★★★★☆☆ 8/10点 

≪一言≫
2023年の解き初めは、原点回帰のこの謎で決まり!

ざっくり感想

リアル脱出ゲーム原宿店で以前開催されていた本作。
初演時はタイミングが合わずに挑戦できませんでしたが、友人から「鈴村さんにあっていると思う!」と激推しされ、正月早々横浜で挑戦してきました。

ちょっと足を伸ばせばすぐに再演する店舗を見つけられるのは関東圏に住んでいるメリットだとたびたび感じる。


ストーリーやホームページを見ての通り今回はドラゴンクエストのようなJRPGを強く意識した作風で、ゲーム序盤に訪れるような「クエス町」をチームメンバーで歩き回りながら大量のクエストを受注し、ラストに訪れるプラチナドラゴンをどうにか倒すというのが大まかな内容です。



この公演の魅力はなんと言っても受注できるクエストの量
モンスターを撃退するものから住んでいる人のお手伝いに至るまで、タイトル通り本当にたくさんのクエストが私達に用意されており、60分という短い制限時間の中でどのクエストを受注しゲームを有利に進めていくかが鍵になってきます。

システム的にはドラゴンを倒すメインクエストと、そこにいたるまでに膨大なサブクエストが用意されているって感じですね。


リスクとリターンを天秤にかけながらより多くの実績を求めるのも良いし、RTAの如くさっさとメインに向けて計画を立てるのも良いでしょう。その塩梅を考えているときが一番楽しい


ホール型公演ではありますが会場はクエス町としての役割を果たしており、たくさんのビラや店舗がゲームの臨場感と没入感を掻き立ててくれます。
また、勇者ならではのアイテムも実際に手にとることができ、非常にワクワクする作りになっていましたね。
私が参加した回は小学生くらいのお子さんもテンション瀑上がりしていましたよ。
少年よこれからどんどん沼にハマってくれ。

謎の感想

出題される謎解きはクエストと言うかたちで登場。
それを自分たちで選び、受注をしていきます。
「体力」「パズル」「ひらめき」などのカテゴリ分けとそれぞれに難易度の数値が割り振られていて、自分たちで解きたいのを相談しながら遊ぶことができます
依頼文もバラエティにとみ、読みながらどんなクエストなのだろうと想像するもの一興。


とは言えプラチナドラゴンを倒すためにしなければならない対策は想定されており、それにまつわるクエストは絶対に受注しなければならないため、必要なクエストとそうでないクエストを見極めることが一番重要だったと思います。

そのためには怪しそうと思ったクエストを早めに受注し、みんなでその情報を共有する時間を長くとるのが良いと感じました。


また、解いた実績や受注状況はすべてタブレットで管理されており、チェックポイントに向かう際なども必要になるため、片手にタブレットを持ちながらのプレイが多かった気がします。
あとこの作品がスタンディングタイプの公演でテーブルが小さく、4人で一斉に紙の謎を解こうとすると結構しんどかったのも正直な感想です。
煩雑になりがちなテーブル上をきれいに整理することも効率的なクエストクリアに一役買うことでしょう。
なんならアイテム整理係を決めちゃってもいいくらい。

プラチナドラゴンを倒すための道を逆算し、対策をしていたつもりだったんですがあともうちょっとのところで時間切れ。
わたしのクエス町は無惨にも火の海に包まれてしまいました。
完全に正月ボケでしたね。餅が膨らむ隙もないくらいの高火力で燃えました。

おわりに

クエストの中には司会者も強調するくらい「高難易度」なクエストも用意されていました。
ラストに公演中どれだけお金を稼いだのかを発表されるので、余裕のある人は挑戦してみてもいいかもしれません。



『クエストだらけの勇者村からの脱出』はタイトルに違わぬクエストの量と、RPGの雰囲気をたっぷり楽しめる良い公演だったと思います。
原点回帰的なシチュエーションの公演でノスタルジックな気分になりながらも、デバイスを使った進捗管理を始めとする細かいところでブラッシュアップが図られており、より上質な物語体験ができたのではないでしょうか。

解き初めがこの公演で本当に良かった。

新体験脱出ゲーム 東京密室の新店舗に行ってきた【感想】

2020年にブログで紹介した『東京密室』に、なんと新店舗ができたということで早速遊んできました

秋葉原店と同様いろんなタイプの公演が楽しめますが、今回は店舗の概要と2023年1月現在遊べる内容についてサラッと書いていこうと思います。



以前秋葉原店で遊んだ時の記録はコチラ
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上海型新体験脱出ゲームの新店舗は北新宿へ

東京密室の新店舗はJR大久保駅から歩いて7分程度、道路に面したアスセスしやすい場所にありました。
新宿区は謎解きの店舗や団体が多く進出している場所でもあるので、群雄割拠ぐあいに拍車が掛かった気がします。

こちらが店舗の外観

TOKYO MYSTERY ROOMの看板のみと非常にシンプル。


内装はというと、秋葉原店と同様黒を基調とした配色は変わりませんが、 シックでエレガンスな秋葉原と違いこちらはネオン管と間接照明が光る退廃的でサイバーチックと、かなりテイストが異なっていました


店内の待合スペースも広めで、暗がりに飾られている公演ポスターの感じも相まって謎解き施設とはまた違う、クラブのような雰囲気も有りましたよ。



現在遊べる公演は

・『新大久保食堂』食堂からの脱出
・『ツタンカーメンの秘密』ピラミッドからの脱出
・『捜査隊のラストチャンス2』秘密実験からの脱出

の3つ

各公演難易度が設定されていると共に、どんな雰囲気の公演なのかもページにて公開されているので、ぜひ自分たちにあった公演を探してほしい。

東京密室のルーム型公演はどれもそうなのですが内装の作り込みが素晴らしく、今回の3つに関しても部屋に入ったときの本物感が凄かったですね。
特に食堂からの脱出の、高架下に軒を連ねる個人食堂感がとても刺さりましたね。
カウンターを挟んだ距離感だったり雑多に置かれた備品たちだったり。大久保という立地と相まって強烈なリアルさを醸し出していました。


あとピラミッドからの脱出は私がかつて上海型公演について調べていたときに見たエジプトがテーマの公演と雰囲気が似ていて、ある意味本当に遊びたかった上海型を遊べたと勝手に感動に浸っていました。本当に嬉しかった。



そしてどの公演に関しても上海型ならではのビックリドッキリ電子ギミックが満載。
読み取れる情報が少なめでなにかと直感に頼りがちな上海型ですが、だからこそ解けたときの自力感がいいんですよね。

もちろんわからないところはヒントを聞けるので、詰まったら早めにヒントをもらうのが吉。


私たちは3公演すべてを1日にで制覇してしまったのでもうしばらくいくことはないと思いますが、すでに2つの公演開催が予告されているので今から楽しみで仕方がありません。

興味のある方は一度体験してみてはいかがでしょうか。

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RDBGジャンクションの謎解きランキング2022

全国の150万人の"世界ランキング協会"の皆さまいかがお過ごしでしょうか。
鈴村リク (@alfbds0954) です。

2018年の夏から始めたこのブログも開設してからとうとう4年半
2022年はあまり更新ができなかったものの、1年で10万PVを達成し、1つの目標を達成できたかなといった心境。
これもすべてブログに遊びに来てくださっている皆様のおかげです。

さて、年の瀬も押し詰まっている本日は、
毎年恒例『RDBGジャンクションの謎解きランキング』を書いていきたいと思います。
今年は60弱の公演・持ち帰り謎に参加。遠方でなかなか遊べなかった周遊謎にもたくさん行きました。


そんなこんなで2022年に私が体験した謎解き公演から選ぶ個人的ベスト10の発表です。


10位『誘拐された部屋からの脱出』 制作:SCRAP 成功


人生において絶対に体験したくない出来事「誘拐される」ということを体験させてくれる公演
実際に手足を拘束された状態でキャストさんとのやりとりをするなどアドリブ性の高さが個人的に心を打ちました。

ストーリーの展開も素晴らしく、まるでホームアローンのようだとも思ったり。
友人同士でいくとまず間違いなく盛り上がることでしょう

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9位『オバケに聞き込みできる山荘殺人事件からの脱出』 制作:SCRAP 成功


霊媒師の力で死者を呼び寄せ、彼らの証言から推理をし事件を解決する趣向の公演。
浅草のSCRAPは一風変わったスタイルの謎解きを展開していますが、今作もそのエッセンスはバチバチに引き継いでいました

こちらもキャストさんの力量が素晴らしく、なにかすごいエンターテインメントをくらった気がします。
ルーム型ならではの演出も好き。

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8位『ガラスの靴は100万回盗まれる』 制作:SCRAP 成功


オンラインで遊べる公演がランクイン。
アイドルを全面に出していたのであまり乗り気ではなかったのですが、ふたを開けてみたらなぜもっと早く遊ばなかったのだろうと後悔するほど好きな謎解きでした。

ピタゴラスイッチのようなパズル要素と想像もつかない方向から飛び出してくるアクシデントを、こちらの想像と工夫で対処する面白さはこの作品ならではの魅力だと思います。

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7位『謎まみれ3』 制作:タンブルウィード 成功


謎まみれシリーズ第3弾の本作はこれまで以上に遊びやすくなり、タンブルのブラッシュアップを存分に感じられました。
いつも固定メンバーであそんでいるため、自分たちの成長具合もわかってとても楽しいです。

ポップ&リッチも終了間際ということで、そろそろ遊びに行こうかと思います。

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6位『怪盗ザックと秘伝のすごろく』 制作:Far&Near 成功


すごろくというアナログゲーム要素とデジタルデバイスの融合が絶妙なゲーム運びを魅せた作品。
ソロで行ったんですが同卓してくれたみんながいい人たちで、めちゃくちゃ楽しかった記憶があります。

ファーニャーはあまり行けてないんですが、次回チャンスがあればまた参加したいですね。

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5位『リアル脱出ゲーム×鬼滅の刃『無限列車さまよう悪夢からの脱出』』 制作:SCRAP 成功


鬼滅の刃とのコラボレーション謎がランクイン。 SCRAPは本当にコラボ元のことを理解して謎解きを作っているなと思える公演でした。
個人的には車窓を表現するための光と音の演出が素晴らしく、それだけで5億点が出ています。

鬼殺隊を目指す方にはぜひ遊んでいただきたい作品。

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4位『PARALLEL』 制作:よだかのレコード 成功


こちらも直近で参加した作品。12月に遊んだ作品はどうしても印象深いのです。
久しぶりに自分のフィーリングとぴったり合ったB-SIDEだったので、「そうそう、こういうのをやりたかったのよ」と心の中で頷きながらプレイしていました。

業界がどれほど成熟しても、謎解きをきっかけとして日常とは少しずれた世界線の出来事を体験させてくれるのは本当に凄いと思います。

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3位『TABOO3』 制作:XEOXY


謎自体はしっかりしているくせにインモラルな内容がたっぷり含まれている劇薬TABOOシリーズ。
初めてのタブーだったのもそうなんですが、同卓さんで初ゼオクシーどころか謎解き初挑戦者がいたのが印象に残りすぎていたのでこちらにランクイン。

はやく他のシリーズも遊ばないとなぁ…

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2位『絶対絶命ワンダーランドからの脱出』 制作:SCRAP 失敗


ネオンサイン調のタイトルとデスゲームチックな内容で、遊ぶ前から面白いことが確定してると言っても過言ではない作品。
蓋を開けてみればデスゲームというよりはカイジやライアーゲームのようなテイスト。

思考の隙をつき形勢を逆転するシークエンスはもはや爽快の一言
負けたのは負けたのですが、実質勝ちのムーブをやれたのも個人的には良かったです。

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1位『崩れゆく空中都市からの脱出』 制作:SCRAP 成功


少年漫画にあるような未知の大陸を調査するワクワク感と絶体絶命的なスリル、そして物語を進めていくことで明らかになる真実。
そんな夢やロマンがあふれる今作を2022年のベスト公演としてあげさせていただきました。

しっとりエモーショナルな作品が好きな方も多いと思いますが、私は冒険活劇みたいな方が断然好きなんですよね。
そういった意味で本作は求めていた要素を全て叶えてくれました
遊べたことを本当に感謝しています。

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・・・・といった感じで2022年の個人的ベスト10でした。このほかにも素晴らしい公演はもちろんありましたが、よりエンタメ的に楽しめた公演をピックアップさせていただきました。

この1年で謎解きも広くいろんな人に楽しまれるイベントになったと、ファン目線ではありますが実感しています。
もっともっとバラエティに富んだ謎解きがきっとこれから先出てくることでしょう。
来年も良い公演と出会えることを祈りつつ、この記事を締めたいと思います。見てくださりありがとうございました。

【謎解き 感想】リストランテ・ミステーラと奇妙な美食家たち

全国150万人の”アイアンシェフ”の皆さまいかがお過ごしでしょうか。鈴村リク (@alfbds0954) です。

今回は12月24・25日に竹芝ポートホールで開催されていた
『リストランテ・ミステーラと奇妙な美食家たち』に挑戦してきました! 

【概要】
奇妙な食材。怪しげな道具。
おとぎ話のような不思議生物……。
気づけばあなたは、異世界のレストランに迷い込んでしまいました。
混乱するあなたの前に、一匹のモンスターが現れます。

『お願いします!わたしたちのレストランを救ってください!』

どうやらこれから訪れる異世界の美食家集団『イシュラン』を
満足させられなければ、この店を潰されてしまうらしいのです。

彼らが求めるのは、今まで見たことがないような全く新しいフルコース。
あなたの知恵とひらめきで、目指せ100ツ星レストラン!
 


【プレイ方式】
タイプ :ホール型
制限時間:60分
人 数 :4人1チーム

個人的満足度★★★★★★★★☆☆ 8/10点 

≪一言≫
RIDDLER新作公演は、料理人の腕が試されるスコアアタック公演でした

ざっくり感想

謎解きクリエイターである松丸亮吾さんが代表を務めるRIDDLER株式会社のホール型公演第2弾
血湧き肉躍るカジノが舞台だった前作『GambLe RiddLe ScrambLe!!!』と趣向を変え、
とある不思議なレストランを舞台に、異世界の美食家集団『イシュラン』をも唸らせる至高で究極なフルコースを提供していくというストーリーが展開されます。

www.rdbgjunction.com



世界観が異世界のため出てくる食材や料理も私達が普段見るものとは少し違うファンタジックなデザインになっており、デザイナーのこだわりがうかがえる仕様。
スタッフ・キャストの方もコックやホール担当などレストラン風に衣装をチェンジ。
より非日常感がマシマシになっていました。



私が参加したのは25日の17時回で、通常の公演に加え追加イベント(本編とは関係ない)がある回だったためポートホールは超満員
リドラをずっと応援している方が多い印象でボルテージも相当高かったと思います。


前作と同じようにハイテーブルでスタンディング方式だったためチェック時に相当な混雑が予想されましたが、そこはさすがのRIDDLER。
チェックポイントの分散と大量のチェッカーの配置、そしてなにより今回のお楽しみポイントによってストレスのないゲーム運びが実現していたのです。

300人以上が同時に謎を解きを行うイベントでここまでサクサクとゲームが進むのは本当にすごいことなんですよ。大規模会場である利点と導線が光るポイントでした。


また、手に入れた食材を使って自分たちだけのフルコースを作っていくというシークエンスはかなり面白く、チームごとに完成するフルコース料理が違うのはいろんな面で素晴らしい遊びゴコロだったのではないでしょうか。

個人的には漫画『トリコ』で主人公たちが自分だけ特別なフルコースを模索していたのを思い出しましたね。
評価を求めて茨の道を進むもよし、思うがままに料理を作れる自由さが好きでしたね。



もうひとつ良かったのが映像関係。
巨大スクリーンに映し出されるオープニングはこちらの想像力とモチベーションをとても掻き立ててくれて、クライマックスの照明とのコンビネーションは少し感動すら覚えました
素材はシンプルなんだけど、それを魅せる方法がうまい。

謎の感想

さて謎解きに関しても料理要素が存分に生かされます
というのも、ストーリーにもある100ツ星を目指すためには材料の品質に加え料理人の腕が求められるから
これが謎解きのシステムとガッチリとハマり、まるでスコアアタックのよう。


自らのスキルを信じ高みを目指すことも可能ですが、ここで素晴らしいと感じたのがコース料理の軌道修正をフレキシブルにおこなえるところ
勢いよくローストビーフを作ろうとしたものの、時間が掛かりそうだと判断すればすぐに焼肉に変えることが出来るのは、いろんなタイプの人が参加する公演として大正解だったと思います。


特に質を求められる謎は本当に難しく、スタッフのかたに聞いてようやく全貌が明らかになることもしばしば。
自分たちは2流料理人であるとしっかり認識し、調理にかかりました。

目安時間も提示されているので、そこもありがたかったですね。


ラストはこれまでの経験を総動員。無事にすべての料理を提供することができました!
個人的にすごく好きな謎の流れだったのでここだけでも遊べてよかったと感じました。


結果は76ツ星とそこそこ健闘。
TOPは100を遥かにに超えるスコアを叩き出していました。もう調理現場を見せてほしい

おわりに

そんな感じで『リストランテ・ミステーラと奇妙な美食家たち』の感想でした。
スタンディングはちょっと辛かったですが、プレイ中はそれを忘れるほど熱中していたので、非常に満足度の高い公演だったと思います。

来年はどんな謎解きで私たちを驚かせてくれるのでしょうか。今から楽しみです。